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【INFP】選ばれない側の人間

誰かが誰かを選ぶところを、
今までに何回も目にしてきた

明らかだろうが無かろうが、
いつもそれは自分の側で起こっていたから

目線、仕草、声のトーン

全部から伝わってくる、この人はあの人を選んだという証拠

嫌でもそれを認識せざるを得なかった

それほど自分は魅力的な人間に囲まれていたから



自分が選ばれる時はいつ来るのだろうか
何度も思っていた

あわよくば自分が選んだ人に選ばれないかな
そんな期待をしていた時もあったけど

結局自分は選ばれなかった

いつまで経っても



そもそも選ばれる側にもなれていないって気付いたのは、少し遅かった

でも、選ばれる人間じゃないんだって気付いたのは遅かったから

何回も人の側で待い続けた




全然場違いだった 



後々になって、選んでくれる人は現れた

でも自分で欠陥シールを貼ってからは、それは嫌悪にしか感じなかった

もうちょっと早く選んで欲しかったなんてことは全然思わないけど、
遅いよって思ったよ


そもそも選ぶという考えが違うのかもしれない

でも自分は選ぶという言葉が一番しっくりくる

それほど自分には大きな意味を持っていたことだったし、

残酷だったから


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