あの子のSNS

夜も更けるころ。

覗いてしまう。

あの子のSNS。


顔も知らないあの子。

写真だけ見たことがあるあの子。

昔仲が良かったあの子。


あの子が楽しそうだと胸が詰まる。

あの子が大変そうだと少し安心する。


あの子がハッピーでも病んでいても私のすることは変わらないのにな。

ただ凛とした想いをまっすぐ持って、折れないだけなのに。


あの子の不幸が蜜の味だなんて言わないけど、あまりにも絶好調だとちょっと落ち込んじゃう。

もう22歳。

大人になったつもりなのにな。

私の弱さが垣間見える。


真夜中は危険な時間だ。

愉快な音楽ととびきりファンタジーな物語で凌がなきゃな。

明日になったらまた楽しいから。


負けないで。

私は私の時間を生きる。

力を蓄えて、いつの日にか胸を張って進めるように。

いつもありがとうございます🤍