夏は、終わる。
最近寝不足だ。どうにもならないことを考えてしまう。
社会人1年目のときは同期とビリヤードに行ったりして、たくさん遊びたいなと思っていたけれど、最近はそういう気持ちも少ない。
遊びに飽きたのだろうか? 飽きるほどは遊んでいないんだけどな。
老化も如実に感じる。
まだ体力が落ちてきたなとは感じないけれど、明らかに大学生や社会人1、2年目のときよりも目の輝きが減ってきた。社会にもまれているからか?
おそろしいことに、好きな仕事をしていてもこうなのだ。多分、体力も気力もある周りの人と比べてしまって、自己効力感を感じられないからなのだろう。
それでも今の仕事を辞めたいとは思わない。
欲しいものがあっても高いものの場合、自分に見合うかと考えてしまう。
自分が多くのお金を稼ぐわけでもないし、その能力を現状持っていない今、高いものを買うことに抵抗がある。昔は買えなかったとしても、素直に憧れることができていたのに。
将来設計を考えると、数字が気になるようになる。人と比べる。安定が羨ましくなる。ちょっと前までは全然憧れなかったものたちがまぶしく感じるのだ。
例えば公務員とか社宅とか(ほんとにすみません)
そして物欲が消失する。物欲がなくなるとついでにやる気もなくなる。
今のやる気の源泉は、クロアチアに行きたいということだ。これが必要なこと以外の唯一やりたいこと。お金はかかるけれど、それでも実現したいことだ。
昔、アラサーより若い年代で、アラサー系の作品を見ることが好きだった。今はお仕事ドラマもぐさっときたり、何かと障害が多い。もともと遠い世界のものを見ることが好きだったから、そういう栄養はアラサー作品では感じられなくなってしまった。そしてミドサー作品を見る。ミドサーもだめになったらそしたら少女漫画に戻ろうかな。
小さい頃思い描いていた20代後半とは、ギャップがある。思ったより気力がないこと。仕事は楽しいけれど、思ったよりバリバリ働くぞと思えていないこと。いい大学にいったら、良く働くかと思ったけれど、ここに相関関係はあんまりない気がする。昔より、努力ができなくなったのかな。多分上手く自分に報酬を用意できていないんだと思う。
それでも、今は仕事と練習とスケートをしたいと思っているから、それは健康の範囲で頑張る。
それ以外のエンタメ心は本当に枯渇している。文章も書けていない。
だから体験版のゲームを初めた。ドラマを見て、物欲をあげたりした。
これらは楽しかったから、時々実行していきたい。
家事がテキトーなことも落ち込む。私にできることってあるのかなとか、私にいいところってあるのかなって思う。
明日は会社の先輩後輩と遊園地に行く。遊んでくれる人がいるのはありがたい。
20代って頑張り時だし、コネとか大事だけれど私はどうしてもそういう気持ちになれない。もっといろいろな人と出会って、きらきらパーティとか楽しめたらいいけれど、実際の私はそんな気力ないし、これは昔からずっとそう。
すごく優秀な同期が転職した。仲のいい友人が結婚式を終えた。
私はまだ生活の基盤を整えられていないのに。心だって整っていないのに。
私はまだ学生時代と同じ歌を聴いているというのに。
夏は、終わる。