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君と宇宙を歩くために
会社に宇野そっくりの部下がいる。
彼は入社時からアスペルガーの診断を受けていると自ら言っていたので、苦手なことをできるだけ回避しながら仕事がスムーズに進む仕組みを作っていった。
今でも不測の事態は苦手だけど、自分の担当の仕事を責任感を持ってやっている。
僕の妻が、小林のことがものすごく共感できると言っている。ADDの特徴で似ている所が確かにある。
みんな多かれ少なかれ長所や短所があるわけで、その特性を自他ともに認め合いながら生活できれば平和なんだと思います。
ただ、その特性がわざとなのか仕方ないのか、対処しようとしてるのか開き直っているのか、そういう所がわからないことでトラブルが起こりがちです。
この本は当事者や周りの人間すべての感覚を見事に表現していると思います。
2巻に出てきた「何で!?」というのを自分も言ってしまっているなと気付かされました。