
【Steam版】Soulstone Survivorsのレビュー・感想
イギリスのGame Smithing Limited社による、Vampire Surviorsライクの最新作。本作はSoulstoneシリーズとして、アクション版のRouge Soulstoneもリリースされる予定です。
Vampire Surviorsライク(以降VSライク)なので、基本の遊び方はVSと大差がないが、本作のキャラの個性化とビルドの構成はより洗練されたため、ゲーム性が大幅に向上しました。
本作にはVSのような武器進化がないけど、代わりにVSの倍以上の攻撃スキルが準備され、しかも最初から火力のインフレが想定されたため、まず使えないスキルはほぼありません。
そして、各キャラにもいくつの固有スキルがある上、使える攻撃スキルのタイプも制限されるため、明確な長所と短所があります。
つまり、特定なスキルタイプの組み合わせを遊ぶ時に、その組み合わせに対応してくれるキャラを選ぶ必要があるから、キャラはただの武器をアンロックするコンテンツとコレクションではないのです。
攻撃スキルはある程度アンロックすると、同じ「斬撃」タイプでも、毎回も違う組み合わせで戦えるくらい多彩です。
それ以外に、武器システムがあり、違う武器を装備すると最初の攻撃スキルも変わる、しかもこのスキルはレベルアップで習得することができないため、実質これも固有スキルであります。
基本のステータスを強化するスキルツリーとは別に、ルーン石システムもあります。これは有効できる数と条件が制限されてるけど、局所的な能力が大幅に強化されるので、いわゆる特化ビルドを作ることができます。
ゲームルールですが、VSとは違い、30分固定ではなく、指定された目的を達成すれば終わるので、早ければ7分で、遅くても15分前後でクリアします。
もちろん、限界まで挑戦したい人のためのエンドレスモードもあるため、1ゲームの長さはある程度コントロールできます。
そして、やればやるほど難しくなる高難易度モードもあるので、ちゃんとやり甲斐や達成感を求めるプレイヤーを満足させるコンテンツも存在してます。
グラフィックについてですが、画風はよくある欧米タイプで、ちょっと古い感じをするけど、VSライクはCPUにもGPUにも結構な負荷をかけるので、グラフィックが細かすぎるとハイエンドのパソコンでも耐えられない可能性がある。
攻撃スキルのエフェクトはかなり派手で、爽快感もあるから、毎回新しいスキルがアンロックされる時に、「このスキルは一体どんな感じなんだろう」というわくわくします。
しかし2022年11月現在の最適化がひどく、特定な条件ではハイエンドのパソコンでもまともに遊べないという問題が起きてる、これもアーリーアクセスの宿命でしょう。
前述したエンドレスモードは仕様上、ラウンド5以降は文字通りにCPUがフレーム単位で百万回以上の計算を行う必要があるため、たとえ最新のパソコンでもFPSが1桁まで落ちたりゲームがフリーズしたりする不具合が多発しております。
公式もこの問題を認知しており、対策を練ってるけど、今までの仕様だと根本的な解決策がなく、エンドレスモードの仕様を変えるしかないと明言してます。
そして、Steamのストアページではある程度の古いパソコンも遊べると書いてるが、実際負荷は結構重く、特にGTX 900・1000・1600系のグラボで遊ぶ時に、処理落ちやグラボを壊しかねないくらいの熱暴走が起きます。
実際自分のパソコンは画質を「中」にしても、基本問題なく遊べるけど、いざエンドレスモードをやったら、画質を「最低」にしてもグラボが87℃まで跳ね上がる。
ただし、2022年11月10日のアプデで、FPS制限という機能が追加され、FPSを30に制限をかければ、同じコンテンツをやってもグラボの温度が55℃前後まで抑えられるから、一応解決はしてます。
まとめにいうと、本作はVSライクの完成形だと思います、なのでVS好きな人なら絶対にやるべきです。
本作のゲームプレイ時間は調整できるため、カジュアル勢でも気軽く遊べます。
それに、リリースされたばかりのアーリーアクセスにもかかわらず、今のやりこみ要素はすでに十分にあります。
確かにパフォーマンスに問題があるけど、公式はすぐ対応してくれるタイプで、発売からの3日ですでに2回のアプデを行い、問題を解決するためにいくつの機能を追加したため、ここの開発陣はある程度期待できるんでしょう。
ゲームの値段も高くないから、とりあえず買って損はないと思います。