歴史教育の問題点
地域や時代をあっちこっち飛び回っているうちに中高生の歴史教育の問題点を感じたのでここに書き留めておきます。
1. 勉強を始める前には興味津々だったのに。。。
英語教育もそうですね。授業が始まる前には「これから外人みたいに英語喋れるようになるのか」ってワクワクしませんでしたか?でも大学まで出てても満足に喋れない人の方が多いですよね。
歴史もそう。四大文明やギリシャ・ローマをやっているうちにヘンテコな人名とか年代を覚えさせられて息切れしてやる気を失い、肝心かなめの近現代史の頃には授業の残り時間が無くなってきてすっ飛ばされ、自分も受験勉強で手一杯、と言う状況に陥るのですね。
今後、世界近現代史を中心にした科目ができるようですが、状況は改善されるでしょうか。
2. 現代の価値観や教師の思想信条を当て嵌めてはいけない
戦争したくないのは現代人の共通認識だと思いますが、当時はそうせざるを得なかった時代背景があったわけで、愛する祖国や家族のために戦った人々を不必要に貶めるのは避けたいものです。虐殺や奴隷制など現代では人権問題になるような出来事もそれに至る過程をもっと掘り下げるべきでしょう。
また、日韓関係で話題になる徴用工、従軍慰安婦なんかはもっと問題で、本当に本人の意思に反したことを日本側が強制したのかどうかがもっと問われるべきだと思います。
3. とにかく教え方が下手。もっと工夫や努力が必要。
北朝鮮が弾道ミサイルで挑発してきたり、韓国が反日政策を続けたり、中国が香港、ウィグル、台湾、尖閣、シナ海、等々で力を誇示し始めたり、米中冷戦が始まったり、日本をめぐる情勢が緊迫してきたにもかかわらず平和ボケ、茹でガエル状態から抜け出せていないのは戦後の教育の弊害でしょう。
冷静に現代日本の置かれた状況を把握、分析して、将来へのアクションにつなげるには、若者たちの歴史への興味を持続させる必要があると思います。
特定の史観を押し付ける必要はないと思いますが、こう言う見方もある、さらにこう言う見方も、、、、と言う選択肢を与えれば若い人は勝手に勉強し始めます。現状、歴史や世界情勢への興味を失わせているのが最大の問題です。
これからも啓蒙を続けたいと思います。
ここまで