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micro:bitのススメ(20)〜工作に使える入力(1)

前々回、出力に「ブザー音」が加わりました。次に入力について考えて見ます。

内蔵しているスイッチ・センサーには

押しボタン、光センサー(LED)、温度、地磁気、加速度

がありました。このうちON/OFFのデジタル的なのが押しボタンで、その他は連続値、アナログです。

デジタルスイッチ・センサーは、主に動作を切り替えるのに使います。

アナログセンサーは、取得した値そのものを観測する用途で使う場合と、条件判断のプログラムを書いてデジタルにして使う場合と、があります。前者は理科の実験に使えますね。

もちろんアナログ的な出力ができる場合は条件判断ではなく連続値をそのまま使うこともありえます。例えば温度の高低に応じて音が高くなったり低くなったり、と言うような。

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もう一つの分類方法として、スイッチやセンサーを「マン・マシン・インターフェース」として使うか、機械を放置して環境の変化に応じて動作を変える、micro:bitを「自動機械」にするために使うか、があります。

経験のある人は、内蔵スイッチでドア開閉をシミュレートしてみるとか、温度センサーを湿度センサーとして読み替えるとか、頭の中で最終形を想定しながらプログラムを組んだり動作テストをしたりできるわけですが、未経験の子供たちにそれをさせるのは酷でしょう。

そこで提案したいのは、一番安くて手軽にできることとして、スイッチを拡張して見たらどうでしょう。

サウンドの項でミノムシクリップが手元にあるはずなので、これでP0とGNDをショートしたことを検出して見ましょう。端子同士を接触させて動作を確認したら、次はアルミフォイルなどで接触面積を広げると工作の応用が利きます。

それが終わったら、早押しクイズで使える大きな押しボタンを繋ぐとか(これはマンマシンインターフェース)、ドア開閉スイッチや振動センサー(振動を検知するスイッチ)とか(これは自動機械)、をつないでみましょう。他にどんなスイッチがあるでしょう?

ON/OFF動作に飽きたら次はアナログ値のセンシングに挑戦して見ましょう。

今回はここまで


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コードジャック CodeJack
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