「産業革命」の呼称について
歴史教科書には、初期のいわゆる「第一次産業革命」がイギリスで起こった、と言う書き方をするのが一般的のようですが、理系の性として定義が曖昧な用語は使いたくないので、以降「エネルギー・動力革命(いわゆる第一次産業革命)」と言う書き方にしようと思います。
理由は、従来動力に一部機械を借りて水力・風力・ヒトや馬の筋力に頼っていたところを、熱力学を応用した蒸気機関で置換して、それまでより大きな動力を安定的に得られるようになったことはその後の影響を考えると時代の画期と捉えるのは妥当と思うからです。また「産業革命」と言う呼称はどちらかと言えば社会の変革を表現したものであって、どの指標がどの程度変化すればこの表現が妥当なのかを明確に示せないからです。
よって以降、筆者の文章の中では「エネルギー・動力革命(いわゆる第一次産業革命)」を採用したいと思います。
ここまで
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