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micro:bitのススメ(12)〜各チュートリアルの背景や使い方など(2)
前回の続き、チュートリアルの4番目から話をします。
(4) サイコロ
基板を揺すると乱数を表示します。プログラムの「外枠」には入力の「ゆさぶられたとき」を使います。
他に「傾けたとき」「落としたとき」をきっかけにすることもできるので試してみましょう。
こう言うプログラムが動き出すきっかけを一般に「イベント」と言います。このイベントが割り込みになっているわけです。
(5) 愛情メーター
入力端子P0をタッチセンサーとして使います。P0はCPUのアナログ入力が端子として引出されたものですが、基板上で電源にプルアップされており、指で触れると端子の電圧が下がったことを検知します。反応が悪い時はGNDと同時に触れると良いでしょう。
(6) マイクロチャット
ここではmicro:bitを2台使って通信をさせます。ボタンが押された時、決まった文字列を別のmicro:bitに送信します。無線を受信したら受け取った文字列を表示させるようなプログラムにしておくと、双方から無線を送り合い、表示させ合うことができます。
ここで無線の話をちょっとしておきます。
ここで使っている通信方式を「ブロードキャスト」と言います。グループIDと言うのを指定して、これが一致したグループ内でしか送受信できないようにしていますが、このグループIDはラジオやテレビのようなチャンネルに相当します。大勢に向かって発信し、受信したかどうかを発信側は確認しない方式です。
大勢のクラスなら、いくつかのグループに分けて誰のメッセージは受け取れるかまたは受け取れないか、を確認してみると良いでしょう。
もう一つ、無線が飛ぶ距離についても確認してみると良いでしょう。どこまで離れたら通信できなくなるか。
公式サイトのチュートリアルはここまでです。
今回はここまで
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