20代女子大生、狩猟免許取得への道 #1

数か月前に、狩猟免許を取得しました。マイナー資格のため、取得までの道のりを記すことにしました。
狩猟免許がどんな試験か知りたい、合格のコツを知りたい、若いor女性だから不安といった方、是非ご参考ください。
私が取得したのは、狩猟免許の中でもわな猟免許ですが、他の猟法についても解説しますので、狩猟免許全般が気になっている方でも大丈夫です。

なんで取ったの?

ごく平凡な20代女子大生えるめ。そんな私がマイナーかつ男性のイメージが強い狩猟免許を取った理由。それは、、、

なんかかっこいいから!!!

自分的にかっこいいと思ったことは周りが何と言おうとだいたい手を付けてしまいます。ハンター試験を受けてハンターライセンスを貰えるって、HUNTER×HUNTERを読んで育った人もそうでない人も、ワクワクしませんか?

そんな理由でいいのかと思ったそこのあなた、いいんです。日本のハンター人口は年々減少しています。さらに高齢化が問題となっています。あなたが若く人並に動けるだけで十分重宝される業界です。
もちろん受験者の中には、農業を営んでおられ農作物を守るために取得を目指す方など、きちんとした理由の方もおられます。
野生動物が、人里や住宅街に出没し危険な状態であったり、農作物や植物を食い荒らしたりというニュースは頻繁に目にします。私も、自分の周りで何か起きたときに対処できる人でありたいと思い、取得を目指すことにしました。

狩猟免許の種類と概要

狩猟を行うためには、住居地の都道府県が発行する狩猟免許の取得が必要です。
狩猟免許は、猟法により次の4種類に分かれます。
・第一種銃猟免許(装薬銃)
・第二種銃猟免許(空気銃)
・わな猟免許(はこわな、くくりわななど)
・網猟免許(むそう網、なげ網など)
試験は、各種類ごとに、各都道府県で、毎年複数回実施されます。
試験は定員制の都道府県が多いので、申し込みが開始されたら早めに申し込みましょう。
都道府県によっては、事前申請による抽選形式をとっている場合もありますので、ご自身が受験する都道府県の案内をご確認ください。

どれを受ければいいの?-猟法のおすすめ-

上述したように、狩猟免許は猟法が4種類に分かれます。
どれを取得するか迷う方に向けて、こんな方にこの猟法がおすすめ、というあくまで個人的な意見を紹介します。

・散弾銃やライフル銃で狩りたい。→第一種銃
・銃を使いたいが、第一種銃は怖い。→第二種銃
・獣を狩りたい。費用を安く済ませたい。→わな猟
・鳥を狩りたい。費用を安く済ませたい。→あみ猟

銃猟は、銃を使って狩りを行うわけですから、簡単には取得できません。狩猟免許の取得に加え、銃刀法に基づいた、銃砲所持許可の手続きも必要になります。簡単に言うと、警察との面接があったり、わな猟あみ猟にはない受講必須の講習があったりと、取得までの段階が増えます。

受験資格-年齢制限-

狩猟免許取得には年齢制限があります。
・銃猟免許→20歳以上
・わな猟免許・あみ猟免許→18歳以上

申請方法

狩猟免許の申請は、正直言って面倒くさいです。理由は、書類が紙ベース(自治体による)な上、必要な書類が多く、かつ取得に手間がかかるからです。

必要な書類と手数料の一例
・狩猟免許申請書
・写真
・申請手数料
・医師の診断書

この中で特に手間がかかるのが、医師の診断書です。
精神・知的障害のある人や、薬物中毒者などは、狩猟免許試験を受けることができません。受験できない人物に該当していないか、医師の診断が必要となります。
狩猟免許の取得を考えている人は、まずはこれを確保できるか確認することをおすすめします。
医師は、精神保健指定医だけでなく、かかりつけの医師(歯科医師を除く。)でも問題ありません。
私の場合は、運よく地域のかかりつけ医で取得できました。資格や免許などの、各種健診に応じている医師は、診てくださる可能性が高いです。
各免許申請用の診断書を発行してくれる病院を探し、事前に問い合わせた上で行きましょう。

個人的に2番目に手間がかかったのは、申請手数料です。
私が受験した都道府県では、収入印紙が必要でした。電子納付が可能な都道府県もあるようですので、この点も各都道府県の案内をご確認ください。

受験までの流れ

受験までの流れはざっくりと以下の通りです。

  1. 申請期間内に必要書類と手数料を用意し、各都道府県窓口へ申し込む。

  2. 希望者は、各都道府県猟友会が主催する講習会を受講する。

  3. しっかり勉強する。

  4. いざ受験!!

試験に合格すると、狩猟免状が発行されます。

今回はここまで。第2弾では、狩猟免許試験の内容や対策などを解説しようと思います。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?