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人口70名の集落のコロナウイルスとの向き合い方
私の住む沖縄県北部の人口70名の集落でも、コロナウイルスの影響をとっても受けています。
なぜかと言うと、おじいおばあがたくさんだから、もしこの集落にウイルスを持ち込んでしまったら、、、という危機感がすごくあるから。
そしてトップの画像のように、めちゃくちゃ綺麗な自然のビーチが目の前に広がっているため、毎年GWにはたくさんキャンプする人とか、大潮の時には潮干狩りとか海遊びに来る人が多いから。
観光客の方々だけでなく、県内の中南部の都会の人たちや米軍の人たち、近くの地域のここのビーチが好きな人など、そりゃあもうたくさん。
たくさんの人が来て喜んでくれるような魅力があるって嬉しいことだけど、今回は訳が違う。
集落の役員(私の夫も役員のひとり)の皆さんで話し合って、海に入れる道や車が停められそうな場所はロープを張って封鎖することになりました。
GW中にはこのドアも鍵をかけるそうです。
看板にはこんな言葉が。
「区民の命と安心安全な暮らしを守るため、また一日でも早い社会の回復のためにも皆様のご理解が大切です。ご協力の程宜しくお願い致します。」
この看板、英語の文章も添えてあります。それが地域では少し話題になってて、他の地区から「この文章使わせて!」と何件も問い合わせがあった!と、作成した公民館の方が嬉しそうに言っていました。多くの人の役に立てると嬉しいですよね。
私たちにできることは?
そんな中、私も子どもたちとおうち時間を日々過ごしてますが、できること、声かけてもらいました。
婦人会長の声かけで「区民全員の布マスクを作る!」ことに。
私の家には余っている布もミシンもありません。
けど婦人会の皆さんがちょっとずつ持ち寄って、そしてソーシャルディスタンスを保ち換気しながら、3人くらい交代ずつ公民館に集まり、
金曜の夜に作戦会議と型について話し合い、
土日でばばばーーーっと作りました、70枚!
男性女性子どもおじいおばあ、いろんな人の顔を思い浮かべながら、「これは少し大きいかな?」「これくらいのサイズがいいよね」「このおうちはこの柄3枚がいいね」なんて話しながら、1軒ずつセット作りまで。
日々みんな少しずついろいろ我慢してて、やっぱりゆんたく(おしゃべり)しながら同じ目標に向かって頑張るのは楽しくて。
わたしも微力ながらお手伝いできて、とっても楽しかったです。
こうしてできた布マスク。愛がいっぱいの手作り布マスク。なんだかルンルンしちゃって、もらってすぐにつけちゃいました。
ネットがあってなんでも便利な世の中で、そのおかげでわたしもこうして田舎に暮らしていながらいろんな人と繋がれる手段が持ててとってもありがたい。
けどやっぱり対面で、協力し合える人と人の繋がりや地域で暮らす、身近な人たちの関係性はとっても大事。
こういう風に人のため、地域のため、そして自分や家族のため、みんなの顔を思い浮かべて暮らしています。だから自粛するし、辛抱する。
コロナウイルスは人と人の関係性を考えるきっかけをくれている気がします。