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【初心者向け】「マーケティング」の入り口でつまづくワケ
「マーケティング」の学びはじめでつまづくワケ
「マーケティングって何?」は、よく投げかけられる質問の1つ。
「やれば売れる」時代が過ぎ、モノや情報で溢れかえる現代では、あらゆるサービスが埋もれてしまいがちです。マーケティングが重要なんだと分かっても、いざ自分で調べてみると、「3C分析」や「PEST分析」、「デジタルマーケティング」に「WEBマーケティング」、「SEO」などなど、ありとあらゆる用語や情報がヒットするため、マーケティングが何者なのか分からなくなってしまう人が多いようです。
そういう私も独学でマーケティングを学びはじめたころは、同じように「マーケティングの定義」がよく分からなくなって足踏みをしていました苦笑。
まずは「マーケティングの定義」を知ろう
マーケティングにはデジタルマーケティングやダイレクトマーケティングなど、たくさんのマーケティングの種類があります。
マーケティングの種類を学ぶ前に押さえておくべきポイントは、マーケティングの定義を知ることです。
マーケティングの定義は今まで
企業の戦略にもとづいて売れる仕組みをつくること
顧客ニーズを把握して価値を提供し、企業の成果を上げていくこと
と謳われてきましたが、今年、日本マーケティング協会が34年ぶりにマーケティングの定義を刷新。
■マーケティングの定義(2024年制定)
(マーケティングとは)顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである。
注 1)主体は企業のみならず、個人や非営利組織等がなり得る。
注 2)関係性の醸成には、新たな価値創造のプロセスも含まれている。
注 3) 構想にはイニシアティブがイメージされており、戦略・仕組み・活動を含んでいる。
上記のみの記述だと、いまいち理解しづらい部分があるかもしれません。
前述した
企業の戦略にもとづいて売れる仕組みをつくること
顧客ニーズを把握して価値を提供し、企業の成果を上げていくこと
を念頭におきながら下記の変更点を認識すれば、マーケティングの定義が分かりやすくなるのではないでしょうか。
◾️マーケティングの定義:刷新前
企業が顧客に価値を提供して成果を上げることに重きを置いていた。
◾️マーケティングの定義:刷新後
企業を含め、顧客や社会とともに価値を創り上げて成果を上げることにシフト。
学びはじめでつまづかないために
人は行動する上で、どうしても自分本位になってしまいがち。「マーケティング」というワードを頻繁に口にしているにも関わらず、顧客への価値を考えず、自社中心の考えになっている状況を目の当たりにしたときに、とても違和感を感じてしまいました。
自分本位という考えではなく、相手(顧客)のニーズを把握して価値を提供することを前提に置いて、マーケティングを学んでいくと、マーケティングの知識をスムーズに吸収できるのでは、と思います。