最近の記事

うまれてから

子どもが生まれてからの日々を書き留めようと思いながら、そうする余裕がなかった。(時間、というよりは心の余裕。じっくり考えたり、集中して読んだり、ぼーっとしたりができなくなった。)もうすぐ100日が経とうとしている。 子どもは可愛い。笑った時、泣いた時、不満げな時、全部可愛い。すごいなぁと思う。最近生まれたばかりなのに、もう色々感じて表現できるのね。生きている、それだけで素晴らしいって、こういう気持ちなのね。 「愛される人になってほしい」と、よく、生徒に思って伝えてきたけど、

    • もうすぐ感

       日に日に、お産が近付いているのがわかる。お腹の緊張感というか…もうすぐだけど、もうちょっとお腹にいてね、と毎日話しかけている。  今日は夫の誕生日。昨日は、今日無事にお祝いできますようにと祈るような気持ちで寝た。今のところ、一緒にお祝いできそう。  誕生日プレゼントの話で、夫が私に、「99本の薔薇の花束を贈るわ」と言った。意味を調べると、「永遠の愛」と。ニヤつく私。意味を知らなかった夫は、そんな私をみてニヤニヤ。「おめでたき人だなぁ」  私のニヤニヤが、あなたのニヤニ

      • 帰宅して

         木曜日に退院して帰ってきた。ひょっとしたは今夜お産になるかも!?と言われつつ、帰るなら今だね、ということで、帰宅。入院中は何も不便なことはなかったけど、自分で選べないっていうのと、1人っていうのがつらくてとにかく帰りたかった。赤ちゃんの大きさもそれなりなったので、どうする?と聞かれたときに迷ったけど、もう1週間は頑張れなかったなぁ。入院費用も気になったし…。  仕事を早退してもらって車でお迎えに来てもらった。病気についたという電話の声が優しくて、嬉しかった。  一週間前

        • 友達づきあい

           産休に入って、暇な時間が増えて、やたらと連絡とりたくなってしまう気持ちをぐっと抑えて。そんな中で気軽に連絡してもよいカテゴリーの友達何人かに、迷惑じゃない時間帯を狙ってLINEしたりしている。  最近、本音を言うとぶつかりそうな、そんな関係になってきた友達がいる。だから、仲良くしたくて、ほっとしたくてメッセージを送るけど、結局腹の探り合い(わたしだけ?)を、してしまって疲弊する…。もう、箸が転がっても面白かったあの時のようにはいかないのかなぁと思ったり。    それぞれ仕

          入院中

           先週急に出血して、そのまま入院になった。とうとう、ほんまの切迫早産といえる状態か…と妙に安心しつつ、点滴の不自由さ、安静生活の退屈さに辟易しつつある。  ダーリンが持ってきてくれた本は新書が多くて、だらだらしながら読むのには向いてない。点滴をしている腕を曲げたりするとすぐにピーっと鳴ってしまうので、片手で頑張るが、めくりにくい。なにより、すぐに眠くなってしまう。  本当にこれから産むの?という感じがつねにしてる。お腹にいるのが当たり前になってきた。  近くの部屋からは

          12月17日「コーダ あいのうた」

           ずっと見たかった、「コーダ あいのうた」。聴覚障害のある家族の中で、たった一人の健聴者であるルビーが、主人公。幼いころから家族の通訳として生きてきた彼女は、毎日早朝に父親と兄と一緒に漁に出てから学校へ向かう。気になる男の子が合唱の授業を選択し、それにつられて自分もクワイアへ。担当のV先生に見出され、バークリー音楽大学への進学を夢見るようになる。  家族の生活には彼女は欠かせない。漁船にのるには健聴者の存在が必要だ。家族の始めた事業にも、通訳として参加することが当然のこととし

          12月17日「コーダ あいのうた」

          12月14日「HOMME LESS」

           週末はだらだらしていた。夜はおなかが張りやすくて、ほぼ電源オフモードになる。午前中に活動しておくことが一日の充実度を左右するみたい!お風呂も夜入りたいけど、張って痛くなってくるので朝に変えた。だいぶ楽。家にいる間、ずっと食べてしまう。止まらないのよ…    さて、先週見たドキュメンタリーは「HOMME LESS(ホームレス ニューヨークと寝た男)」。元モデルで、俳優、フォトグラファーとして活動するマーク・レイに密着したドキュメンタリー。イケメンでこぎれいなおじさんなんだけど

          12月14日「HOMME LESS」

          12月8日大橋裕之「音楽」

           楽器未経験の不良たちがバンドを組む話。まず、編成がすごい。ベース2本とドラム(スネアとフロア)。「ちょっとやってみるか」で、3人でひたすら8分音符を刻む。    大橋裕之さんの漫画を以前何かで見た記憶があって、あの目がずっと印象に残っていた。どの話を読んだかは思い出せない。髪の長い女の子が主人公だったような…。癖のある絵と、ひっかかるストーリーで、読み始めたら途中でやめられなくなった。    音を出して「気持ちいい」、録音を聞いて「かっこいい」。この感覚、いいなあ。音楽はこ

          12月8日大橋裕之「音楽」

          12月10日(日記)

           アウトプット記事を書くまとまった時間がとれなかったけど、日記にしておきたいことがあるので、寝る前に書いておきます。  昨日今日と夫が車を出してくれて、外出できた。ずっと食べたかったカレーと、健診。このところ一層優しくなって、その優しさがしみる。子どもを楽しみにしてるのも伝わってきて、それも嬉しい。夫のおかげで幸せな毎日を送っていると思う。  夫といる時は、素の自分で大丈夫だと思える。だらしないことをしている時は後ろめたくてしょうもない嘘をついてしまうこともあるけど。(スマ

          12月10日(日記)

          12月7日「聖者たちの食卓」シンプルで静謐な場所・時間

           タイに行った時、寺院巡りが楽しかったことを思い出した。日本のお寺の穏やかな雰囲気、デンマークの教会の死と静かさの共存なんかも、好きだけれど、タイのお寺の「生きてる」感がめっちゃよかった。生活の中に宗教が根付いていること、自然に、タイの人々の真ん中にお寺があること。なんだか元気になれた。  「聖者たちの食卓」はインドのシク教のお寺で供される、巡礼者のための食事がどのように準備されているかを収めたドキュメンタリー。「黄金寺院」と呼ばれるハリマンディル・サーヒブでは、毎日10万食

          12月7日「聖者たちの食卓」シンプルで静謐な場所・時間

          12月7日「ファーザー・クリスマス」海外への憧れ

           なんとなくだるい、エネルギー切れの一日だったので、楽に見れるもの…と思い、レイモンド・ブリックスの「ファーザー・クリスマス」を見た。  小さいころに見て、気に入って何度か見た気がする。いつからか、どのビデオだったか親がわからなくなり見れなくなったような。また見たいと思ってた!  ファーザー・クリスマス(サンタさん)のバカンスの話。彼は酒好きで、ぶつくさ文句を言ったりして、私の中の「優しいおじいさん」像とはちょっとずれてた。急に大声をだしたり、冗談を真顔で言ったり…自分をにこ

          12月7日「ファーザー・クリスマス」海外への憧れ

          12月6日「SING ネクストステージ」

           晩御飯の時に、「SING ネクストステージ」を見た。コアラのプロデューサーが自分の劇場を立て直すために、奮闘する話の続編。稲葉さんが声優をやったというのが気になって、吹き替えで見た。  やっぱり、歌のところは吹き替えじゃない方がよさそうやったけど、稲葉さんの歌がうますぎて、そのためだけでも吹き替えで見た価値はあったと思った。声質がちがうというか、なんというか。うますぎて笑ってしまった。特にB’z好きでもないダーリンが、もっと聞きたかったというくらいやから、やっぱりうまいんや

          12月6日「SING ネクストステージ」

          12月5日「炉辺荘のアン」「アンをめぐる人々」女性の生き方に思いを巡らす

           まだ読み切ってないけど思ったことを。  「赤毛のアン」シリーズの八作目。こういう、スピンオフは四作目「アンの友達」以来やけど、これが、面白い。アンの育ったアヴォンリーの人々が一人称で語ったお話がいくつかはいった短編集。「アンの友達」は読んだ後愉快な気持ちになった覚えがあるけど、「アンをめぐる人々」は何度もウルっときてしまう。  「父の娘」レイチェルは自分の結婚式に別居している父を招きたいが、母は許さない。父と母はレイチェルが生まれる前に喧嘩し、それ以来交流がない。母は父に

          12月5日「炉辺荘のアン」「アンをめぐる人々」女性の生き方に思いを巡らす

          12月4日「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」

           本日から産休なり。切迫早産ぎみなので、自宅で安静にしないといけない。せっかくやからやりたいことをやろう!と思ったけど、掃除も片づけも結構体を動かすし、おなかが張ってくる。  しかし、何をしようか…決めないと、ずーっとスマホでインスタを徘徊してインプットばかりしてしまう。土日はそれでほぼつぶれたようなものだし、右の腕~胸がなんか痛いのも、そのせいだと思う。まったく、スマホ中毒になってる。そんな自分を好きになれないので、できるだけスマホから遠ざかるべく、今もパソコンで入力をして

          12月4日「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」

          苦手と向き合う

          お腹が張りやすく、このままだと入院と言われ、2週間仕事をお休みした。 色んなことを途中でおいてのお休み。できるだけ迷惑をかけたくない、というか、迷惑をかけて嫌な気持ちを1ミリでも持たれたくないわたしには、全てを手放してストレスフリーでお休みとはいかず、心がしんどかった… 妊娠を報告した時に、「体調悪い時のヘルプはどんだけでもするよ!」と力強く言ってもらえて心底ほっとしたけど、いざそうなったら相手の一挙手一投足が気になって気になって仕方がない。「体調大丈夫?」の一言がないからっ

          苦手と向き合う

          名前のはなし

           結婚してから、正確には入籍してから、名前の持つ力について考えるようになった。名字が変わったからだ。  好きな人の名字になること、小さい頃は憧れていた。友達同士で、この名字めっちゃいいな、なんて言ったり、1人で名前と組み合わせてドキドキしたり…  いざ、名字が変わってみると、嬉しさというより寂しさが勝った。自分が今まで親しんできたものとの別れ。自分だと思っていたものの一部が簡単に取って代わったあっけなさ。月並みだけど今までの、旧姓で過ごしてきた時間が無かったことになってしまっ

          名前のはなし