感性からはじめるセルフブランディングとは(ゲスト:白木夏子氏)
【スピーカー】
ジュエリーブランドHASUNA Founder & CEO 白木夏子 氏
株式会社フライヤー 執行役員CCO 久保彩 氏
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※募集〆切:10/25(金)
ブランディングを考えることで見えてくる「核心」
久保彩氏(以下、久保):今回の白木さんの講座は3回目の開催ですが、1回目と2回目も大好評でしたね。白木さんから見て、この講座の意義についてどのようにお考えでしょうか?
白木夏子氏(以下、白木):Self Brand book講座はflier book campで初めて開催させてもらって、どうやったら多くの方のお役に立てるだろうかと考えながらオリジナルで作り上げてきた講座です。私がブランディングに携わる時に1番大事にしていることが、そのブランドの本質を見出すことなんですね。会社、ブランドの創業者の方たちの言葉や本当にやりたかったこと、小さい頃に好きだったことなど、核心に迫ったところに本当の強みやブランディングの核があると思っています。
それを個人で考えた時に、自分自身に普段からすごく向き合っている方は少ないのではないかと思いました。自分の本当にやりたいことって何だろう、本当の自分自身ってどこにあるんだろう、と探っていく講座になったら面白そうだと思い、私自身も実践しているワークをたくさん取り入れています。左脳のワークだけでなく右脳のワークも使いながら、眠っている感性を起こして作り上げていく、そんな講座になっているかと思っています。
久保:確かに受講された皆さんを見ていると、ワークで手を動かしていくうちにご自身の好きなことややりたいことが明らかになっていきますよね。
白木:皆さん普段の生活やお仕事では、左脳をとても使っていると思うんですよね。でもそれをずっと続けていくと、自分の核心が世間体や社会を気にしてやっていることにすり替わって、自分自身が本当に喜ぶことから離れて行ってしまうと思います。世間体や社会を一旦取っ払って自分自身を改めて見つめ直し、核心にあるものを見出していければ良いなと思っています。
右脳を使って考えると、今まで意識していなかった自分自身の姿が見えてくる
久保:講座内で実際に行うワークとしてはどのようなものがあるのでしょうか?
白木:気になった写真を集めてまとめる「ビジョンマップ」を作成するワークがあります。その時に、なるべく左脳を動かさずに自分の感覚だけで作ってほしいと強調してお伝えしています。例えば雑誌のページをひたすらめくりながら、自分らしいかなどは気にせずに何となく気になったものをどんどん切り抜いていくんです。このワークを通して、黄色にとても惹かれている自分に気づいて、自分が使うものや作り出すものに必ず黄色を入れるようにした方や、選ぶのが全部花の写真だったことから、自分が本当にやりたいことは花関係の仕事や趣味だったと気づいて勉強をするようになった方もいます。今まで意識していなかった自分自身の姿が見えてくるワークなので、気づきがすごくたくさんありますね。
久保:面白いですね。左脳をなるべく使わないためのコツはあるのでしょうか?
白木:小説をAudibleで聞いたり、Youtubeで誰かが話しているのを聞いたりしながら取り組むと、左脳は聞いている内容に支配されるので、右脳が使いやすくなります。作曲をする時に隣で妻に詩を読んでもらっていた作曲家の方がいたり、私も何かを流しながらジュエリーを作っていたりしたので、皆さんもやっていただけると良いかと思います。
久保:なるほど、そんな方法があるんですね。前回参加された方が作られたSelf Brand Bookを見てみると、今やっている仕事や自分の興味があることなどがキーワードや写真で表現されていますね。
白木:そうですね。この方のビジョンマップを見ると、茶色や暖色系の写真が多い中に緑があるという色使いをされていますが、Self Brand Book全体のカラーにも繋がっていると思います。色の組み合わせがどういった雰囲気や言葉に繋がってくるのかも講座でレクチャーできればと思っています。
久保:もう一人のSelf Brand Bookは色ではなく言葉をまとめられています。「あなたの中で何かが動き出す」というキーワードも、他の受講生の皆さんとディスカッションしたり、フィードバックをいただいたりする中で決めたとおっしゃっていました。
白木:この方は最終的にご自身のロゴを作られていましたね。自分についてより理解することができ、コミュニティや社会の中での立ち位置が明確になったのではないかと思っています。これは会社組織の中でも活かせると思いますので、皆さんこの機会を活かしてぜひ作っていただきたいと思っています。
久保:前回参加された方の中にも、転職したばかりの方や独立してフリーランスになった方もいましたが、ずっと同じ会社に所属していて、今後どうしていくか迷っている方も参加されていましたね。
白木:組織に所属している方も、組織の中で自分はどういう立場や存在でいたいのかを明確にしていくと、すごく仕事がやりやすくなっていくと思います。
皆で一緒に自分とじっくり向き合う4ヶ月間
久保:前回参加された方からは、「夏子さんや他の受講生から丁寧なフィードバックをもらえた」という声を多数いただきました。
白木:講座の合間にグループ勉強会を行うのですが、皆さん事前課題に一緒に取り組んだり、途中まで作成した課題を見せ合ってブラッシュアップしたりしていましたね。そして完成した制作物を見て、私の視点からもフィードバックさせていただいています。
自分ひとりではなく他者と一緒にワークをすることで、他の人と違うところや強みを発見しやすくなるんですよね。また、自分で完璧に作り上げたと感じているものに対して、違った意見をもらえるとさらに良いものにブラッシュアップできると思います。
久保:白木さんから見て、前回の講座の中で変化された方はいらっしゃいましたか?
白木:自分がよりフォーカスしたい仕事がわかり、会社の中でやりたい案件を任せてもらえた方や、会社を辞める決断をして独立することになった方もいらっしゃいました。また、以前参加されたナス農家の方は、講座で作成したBrand BookをもとにWebサイトやパンフレット、発送する際の箱など全部リブランディングされていました。講座の前後で全く違うものになっていてとても驚きましたね。
久保:ご自身が手がけるビジネスのブランディングを考え直す機会にもなりますね。最後に白木さんから、受講を迷われている方に向けて一言いただけますでしょうか。
白木:前回の講座が終わった後に、参加された皆さんで集まる機会があったのですが、「こんなに自分自身に向き合い、見つめ直した4ヶ月はなかった」「講座を通して一生涯の仲間ができた」と言ってくださっていました。Self Brand Bookはcanvaというデザイン作成ツールを使えばすごく簡単に作成できますし、使ったことがない方にも丁寧にレクチャーできればと思っていますので、ぜひ安心してご参加いただけると嬉しいです!
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※募集〆切:10/25(金)