余命宣告をされた人は強い
この本を読んだことで、自分の生き方に対する考えが少し変わったと思います。とってもおすすめですが、読むときはご自宅などのプライベートな空間をおすすめしますよ。他人の前で、号泣することになってしまうので😂
私が重症コロナ病棟で働いていた時、もうあと数日で亡くなるだろうと言われていた患者様がいました。ところが、数日過ぎても生命力を維持し、みるみるうちに状態がよくなっていくんです。ECMOを離脱し、意識が戻り、呼吸器も外れて、最後は自分で歩けるようになる方もいるのをみて、人間の生命力は医学の予測を超えるものがあると感じていました。
他にも、肺の疾患で肺移植を待っているけれど、その手術で亡くなる可能性もあるとてもリスクの高い患者様もいました。まだ30歳前後と若いのに、まるで死を受け入れているようなまなざしで看護師と落ち着いて話をして、1分1秒を彼女なりにしっかりと生き抜いているような、そんなエネルギーを感じたこともあります。
看護師として病気や死、社会復帰など様々な人生を見てきましたが、
最期が迫っているとわかったとき、あなたは何をしますか?
または、あなたの親や祖父母、兄弟に最期が迫っていたら。。。。
それは予告されるかもしれないし、明日、突然訪れるかもしれない。
脅すつもりはありませんが、だれがいつ刃物を振り回すかわからない世の中ですから、可能性がゼロとは言い切れないのではないでしょうか。
死を考えることは生を考えること。
死生学に則った考え方ですが、万人に通ずる考え方だと思います。
今日は少し重たい話になってしまいましたね。
ご紹介した本に、少しでも共感してもらえますように。
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