ヒップアップ・トレーニングをやるべき理由
「ヒップアップ・トレーニング」や「ヒップアップ・エクササイズ」が市場に出回って久しくなります。
Victoria's Secret BUTT WORKOUT (Get an Angel Booty!!)
そのトレーニングの主な目的は美しいヒップラインをつくるという表面的なものですが、私は別の理由から全面的にそのトレーニングを男女を問わず支持します!
ヒップには、いろいろな筋肉がありますが、ヒップアップ・トレーニングで機能を上げるとされているのが、大殿筋(一番大きい筋肉です)と後部中殿筋(お尻の斜め後ろにあります)です。
この二つの筋肉は、ケガ予防の観点から、あるいはリハビリの目的から、とても重要です。
理由は、
大殿筋の機能が上がると骨盤(腰の骨)の傾斜が軽減され、それによって引き起こされる腰痛が軽減する(あるいは治る)。
大殿筋の機能が上がると、大腿骨(ももの骨)頭部の前方移動を予防し、股関節のケガの予防・リハビリになる。
大殿筋の機能が上がると、ハムストリング(ももの裏の筋肉)の負担が減り、その筋肉の肉離れの予防・リハビリになる。
中殿筋の機能が上がると、股関節の回旋が安定し、膝のケガ:ジャンパー膝(膝蓋じん帯炎、ランナー膝(腸脛靭帯炎)、外側半月板(膝関節内の軟骨組織)損傷の予防・リハビリになる。
中殿筋の機能が上がると、歩行中やランニング中に膝が内側に入らなくなり、脛骨(すねの骨)過労性骨膜炎の予防・リハビリになる。
(参考文献:NASM Essentials of Corrective Exercise Training)
個人的な経験から話をさせてもらいます。
大学の女子のバレーボールチームを担当していた時に、毎回練習前に5分間ヒップトレーニングを毎回バージョンを変えてやっていました。
上記のケガの予防が目的でした。
その結果!そのシーズンは整形外科医に診てもらうほど大きなケガがありませんでした!
どうですか?
ヒップトレーニング恐るべし!
今からヒップアップトレーニング始めたくなりましたよね。
殿筋群を大切に。
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