上腕二頭筋の痛みはどこから

週末にビールを飲みながらプレーするソフトボール大会に行ってきました。

そこで上腕二頭筋が痛くなってボールを投げられない、と言ってきた輩がいました。

最初に疑うのは神経
私の経験(野球傷害ビッグデータ?)から第一候補に挙げる上腕二頭筋の筋肉部への痛みの原因は、正中神経の問題です。

その神経がうまくスライドしていなかったり、どこかで圧迫されたりしていた場合にこのケガが起きると勝手に結論づけています。

しかし、正中神経の伸張テストで調べてみても、何の反応もありませんでした。あれ?

この男、ビール飲み過ぎなんじゃないか?とテストの正確性への疑問もありましたが、どうやら正中神経は痛みの原因ではないようです。

注:上腕二頭筋の腱部の痛みはまた違う原因が考えられますので、その件に関してはまた後ほど。

筋膜パターンを疑ってみる
では最近何度も登場している筋膜のパターンから考えてみます。

上腕二頭筋は「深部前方腕部ライン」上に位置していて、小胸筋→上腕二頭筋→橈骨の骨膜→母子球筋(親指の筋肉)とつながっているようです。

上腕二頭筋に痛みがあることから、他の部位の筋膜が収縮していると考えれます。

小胸筋は常に固くなる第一容疑者なので、そこから攻めることにしました。

結果は如何に?

小胸筋のリリースの後、ビール飲みの上腕二頭筋から痛みが消えました。

この「深部なんとかライン」から治す技術は、私の診断ビッグデータに取り込みます。

最近のブログのまとめが同じで恐縮ですが、筋膜パターンからみるケガの診断と治療はとても効果的のようです。

上腕二頭筋を大切に。


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