■「ただいま!」のあとの幸せを―『オールド台湾食卓記』
ずっと忘れていた、当たり前の日常があります。
中学生の頃、学校が終わり
お家に帰ると
すぐさま台所に行って
「お腹空いた~」と言いながら
冷蔵庫を開けるのが習いでした。
ひとしきり、冷蔵庫チェックを済ませると
忙しく晩御飯の準備をしている母に
今日の出来事を喧しく報告。
ついでに、
揚げたての唐揚げをつまみ食いしては
口の中を火傷していました。
こんな、ありふれた
忘れるも何もなかったような記憶を
自然と引っ張り出してくれる本に出合いました。
それが今日ご紹介する
『オー