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変わらないのは“方法”の問題じゃない


何をやっても身体が変わらない理由

運動を頑張っても思うような変化が見られなかったり、ストレッチやマッサージを続けても悩みが解消されなかったり…。そんな経験に、心が折れそうになったことはありませんか?
「これだけやっているのに、どうして…?」
思うような変化が訪れないと、頑張っている自分が否定されたような気持ちになり、無力感を感じることもありますよね。

でも、安心してください。身体が変わらない理由の多くは、努力不足や手法が間違っているからではありません。むしろ、その原因は「アプローチの方向性」や「取り組み方」が少しズレているだけなのです。

ここでは、身体が変わらない理由を3つの視点から紐解きます。このヒントを通して、あなたの取り組み方を少し見直してみましょう。きっと身体が応えてくれるはずです。


1. 手段と段階が合っていない
 

身体を変えるには、「何を」「どの順番で」行うかが大切です。たとえば、関節の位置や可動域が整っていない状態では、それがたとえ身体に良いとされている運動でも、あなたの身体にとっては良い結果を生むことはありません。
「土台」が整っていなければ、その上に何を積み上げても不安定なのです。

解決策:

まず、自分の身体の現状をしっかりと把握することが第一歩。それに合わせた段階的なアプローチを心がけましょう。小さなステップを積み重ねることで、大きな成果が生まれます。


2. 短期的な結果を求めすぎている
 

「2週間で開脚!」や「1回で肩こり解消!」といったキャッチフレーズに惹かれたこと、ありませんか?でも実際には、根本的な身体の変化は一朝一夕で起こるものではありません。特に、長年の生活習慣や呼吸の癖(動き)が影響している場合、それをリセットするには少し時間がかかるものです。

短期間で結果を求めすぎて、「ダメだ」と感じて方法を次々と変えると、かえって身体のバランスが崩れ、変化が遠のいてしまいます。

解決策:

痛みが取れたり、可動域が上がるなどその場で変わるものもありますが、時間をかけることでしか変わらないこともあります。それを理解した上で、「いつもより身体がスムーズに動く」「呼吸が楽になった」など、小さな変化を喜びながらプロセスを楽しむと、無理なく続けられます。


3. セルフイメージと合っていない

 

「どうせ私は硬いままだ」「何をやっても変わらない」――こんな思い込みを、無意識のうちに抱えていませんか?

実は、このネガティブなセルフトークが、身体の変化を妨げる原因になっていることがあります。たとえば、開脚に挑戦するとき、「私には無理」と思いながら取り組むのと、「きっとできるようになる」と前向きに考えながら取り組むのでは、結果に大きな違いが生まれます。

これは、脳が考えていることが身体の動きに直接影響を与えるためです。自分を否定するイメージの中では、変化を起こす力が抑えられてしまい、身体もそのメッセージに応じた反応をします。

解決策:

セルフイメージを、自分がどう生きたいかに沿ったポジティブなものに変えることが重要です。脳は矛盾を嫌うため、自分が信じている姿に向かって調整します。セルフイメージと一致すると、自分自身への信頼感が生まれ、身体はその期待に応えるようになります。 


最後に

何をやっても身体が変わらない。そのジレンマの裏には、身体が「まだそれをする段階にない」と教えてくれているだけなのかもしれません。必要なのは、向き合うことをやめることではなく、視点を少し変えることです。

  • 手段と段階を整える

  • 短期的な結果にとらわれない

  • セルフイメージを見直す

この3つを意識するだけで、身体は確実に変わっていきます。そしてその変化のプロセスこそが、喜びだとわかったときには次のステージに入っています。

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