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霊能者になった日のこと
私を知る人には意外かもしれないけれど、本来の私は実に衝動的で行動的だ。
それを止めるために左脳であれこれ考え始めると、功を奏して非常に慎重になる。
子供の頃から過去世での出来事や未来に起こる夢を見るなどを経験していた。それが霊能力によるものとは考えたことがなかった。霊能力という言葉も知らなかった。
人より直感に優れ、人の求めるものを察知し、とにかく強運の持ち主であることの自覚はあった。
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真理への道って?(後編)
思いがけず催眠療法を学び、化粧療法の門を叩き、ヨガの講師としてデビューすることが決まった頃。
一方で、True Colorsの屋号で催眠療法を用いるカウンセリングを始めていた。
その頃、どうにも納得できないことがあった。
学んだ催眠療法では、お悩みの原因を過去に求めることが常だった。
「前世療法」や「退行催眠」。
前世は生まれ変わりを肯定し、今の悩みは生まれ変わる前に残してきた問題が影響を与えて
真理への道って?(中編)
前編はこちらから
鉱物店の店主に勧められた哲学の本。
読んでみてもよくわからないまま時は過ぎた。
自分で言うのも何だけど、優秀な成績でヒプノセラピスト(催眠療法士)の最終試験を突破した頃には、心理学から解明される"心の働き"が自分に与える影響について身を持って経験していた。
・なぜ私は意地を張るのか→譲れない信念があるから
・なぜ私は職場の業績評価システムにこだわるのか→アイデンティティとし
真理への道って?(前編)
そもそもカウンセラーになったのは、純粋な理由からでないかもしれない。
当時、誰もが知っているであろう企業に籍を置く私は充実した日々を過ごしていた。
ある日、ワイン教室で隣りに座った女性との出会い。
いただいた名刺には「カウンセラー」とあり、「HP見てみて。遊びにいらしてね」と誘われて出掛けてみると、ヒプノセラピスト(催眠療法士)養成講座の初日だった。
「場違いなところへ来てしまった」と焦る一方