佐伯エリ | REVE&Co.代表 | ウエディングプランナー

優しさと美しさと愛で結婚式を創るひと | Wedding Planning , Bra…

佐伯エリ | REVE&Co.代表 | ウエディングプランナー

優しさと美しさと愛で結婚式を創るひと | Wedding Planning , Brand Produce , Art Direction , Consulting🌿 | art , music , NikonFE , novelist🌷 | 結婚式評論家🦕 | ビールラバー🍺

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わたしの5つのお仕事について

皆さま、こんにちは。佐伯エリと申します。フリーランスとして活動しています。改めまして今日は少しだけ、自己紹介とお仕事のお話をさせてください。 はじめに:私のこと2002年より、ウエディングプランナーを軸に活動しています。企業に16年ほど在籍させていただきプランナーから支配人までつとめさせていただきました。様々なスタイルの結婚式に対応していた企業でしたので、キリスト式、神社式、人前結婚式、仏前結婚式に、ホテルスタイルのバンケットルーム、ゲストハウス、レストラン、ケータリングな

    • 新宿ゴールデン街と結婚式 

      昨夜、本当に久しぶりに夜中の3時まで 結婚式の話をしてました。 新宿二丁目のゲイバーに行ってみて LGBTQに触れてみようというのがことのスタート。 結局ゴールデン街までハシゴして ずうっと結婚式のことを話してた。 ブライダルというのは つくづくコントロールの難しい産業で ほんと、海みたいだと思う。 歴史や文化的側面としては、例えば海水浴。 好きな人は好き。 そうじゃない人もいる。 だけど海水浴は 江戸時代から医師だった松本順が 維新後、陸軍の軍医総監を退官し 医療のため

      • 再生

        2022Autumn_Karuizawa

        2022年秋の終わりの軽井沢、 静かで美しかったウエディング。 私達創り手が その結婚式に命を吹き込む 最後の瞬間。 produce ERISAEKIWedding https://www.erisaekiwedding.com

        • 愛する、ということ。

          いつしか、結婚式は 私にとって誰かの人生を増幅させる スピーカーのような役割を果たすようになった。 この一年半くらいの間に 今までまだ見えていなかったその深さを知り 美しさを理解していくのと同時に 重みや痛みにも触れることにもなったのだけれど。 今から20年前、 私のプランナーとしての出自は本当に恵まれていて 感覚とタイミングで選び取った就職先には 本物の建築と、本物のデザインと、本物の音楽と、 あらゆる本物のクリエイティブがあった。 おそらく、結婚式が大量に生まれ 消

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        • 結婚式評論家
          9本
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        • 結婚式のportfolio
          3本
        • Bbc 『プランナー』と『キャプテン』の考察
          4本
        • 雑感note
          7本
        • お仕事のnote
          2本

        記事

          NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演しました

          先日、NHKさんのドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組に出演させていただきました。2021年12月14日放送の回。なんとなくやっと書けるようになって、半年経ったいま、noteに書いてみます。 ただ、ひとつだけ。出演の経緯とか、取材の経過とか、そういうのは書かないつもり。興味持ってくださったは直接お話しますね。そういう『裏話』ではなくて、自分が番組出演を通して得たもの、感じたことを誰得でもない独り言のように、書き留めておこうと思っています。 1:まず

          NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演しました

          私が創りたい世界

          B buddy consultingで創りたい世界のことについて、先日の結婚式でまた少し深めることができたので、書き留めておこうと思います。 B buddy consultingというのは、昨年、私と、フリーウエディングキャプテンの唐木裕介さんと立ち上げた人材育成&施行改善コンサルティングサービスです。プランナーとキャプテンが式場様やチームの『結婚式を創るちから』をつけるために、真の意味で個々が共創した先の現場力を高めて、お客様に選ばれるブランドを目指そう、というもの。結婚

          活動報告!『wetukuアカデミア』のこと。

          約3ヶ月ほど、TIPLOGさん主催の『wetukuアカデミア』にプロフェッサーとしてジョインしていました。今日はその活動について少しお話させてください。簡単にご紹介させていただくと、ウエディングの未来を創る学生たちが業界研究をするカリキュラムが用意されている場が『wetukuアカデミア』で、たとえて言うなら私は大学で言うところのゼミの指導教員のようなイメージでしょうか。 学生さんたちは、将来ウエディング業界での活躍を視野に入れている大学・短大・専門学校生。それぞれの研究内容

          活動報告!『wetukuアカデミア』のこと。

          人生の曲線を穏やかな平地や厳しい砂漠、また雄大な山並みに例えるならば。 結婚式はとりわけ高い山の頂にその脚で立ち、そこから見える景色を心で見て刻み込むような、たとえばそんなこと。

          突然ですが皆さん、登山をしたことはありますか?私は、一応一度だけしたことがあります。富山県の立山連峰。初めての登山で、一人で、雄山とすぐ隣の大汝山。標高3,003mと3,015m。すごくすごーく苦しくて、でもたくさんの学びがあった体験でした。 登った理由は、一つは映画『劒岳 点の記』『春を背負って』を観たから。元々カメラマンでもある木村大作監督が、私たちに『これでもか!!』と見せつけた映像美、あの美しい情景をスクリーンではなく、自分の目で見てみたいと思って。もう一つはプライ

          人生の曲線を穏やかな平地や厳しい砂漠、また雄大な山並みに例えるならば。 結婚式はとりわけ高い山の頂にその脚で立ち、そこから見える景色を心で見て刻み込むような、たとえばそんなこと。

          #7 映画『ウェディング・ハイ』試写会レポート

          2022年2月15日。初めての、東劇ビルよりレポートです。 『ウェディング・ハイ』 実は少し、どきどきしながらお招きいただきました試写会に参加しました。 『もし、苦しい気持ちになってしまったらどうしよう』 怖かった、というのが正直なところ。 コメディと書かれていたから、私が人生かけて向き合っている結婚式が、ただおもしろおかしく揶揄された『笑いのネタ』にされてしまっていたとしたら。 でも、上映を待っている間に読んでいたパンフレットには 『篠原涼子は(中略・ウエディングプラ

          #7 映画『ウェディング・ハイ』試写会レポート

          私が結婚式を創る理由vol.1 『あの時のあの場所で』

          結婚式を挙げたいという気持ちが 1ミリでもあるなら その気持ちを丸ごと承認して応援したい。 例え世界中の全ての人が反対したとしても 私だけは必ず味方でいると心に誓って。 何があっても諦めないで、 私のところまで来て欲しい。 『結婚式がある未来とない未来』は 同じものにはならないから。 これは、大袈裟に聞こえるかもしれないけど 私が常に本気でお客様の心の中を 想像しながら考えていることです。 どうしてこんなにも 結婚式を挙げて欲しいと思うのか。 久しぶりにその原体験に触れる

          私が結婚式を創る理由vol.1 『あの時のあの場所で』

          #6 時を超えて浜松のお祝い事を担ってきたおもてなしのプロフェッショナル!ジ・オリエンタルテラス(静岡県浜松市)

          ブーゲンビリアは熱帯の花。 本州には自生していない花。 つまりは、誰かが何かの目的のために、ここに『わざわざ』植えた、ということ・・・ こちらの会場、ルーツは明治元年創業の老舗料亭『鳥善』です。現在は贅を尽くした素晴らしい建物と豊富なスタッフで結婚式・披露宴を主軸にレストランやECサイトの展開もされていらっしゃいます。 ため息の出るような贅沢ないけこみのあるロビーで待っていると、レストランへ向かう奥様方のグループに遭遇。皆様、キラキラした笑顔で、心ときめいているご様子

          #6 時を超えて浜松のお祝い事を担ってきたおもてなしのプロフェッショナル!ジ・オリエンタルテラス(静岡県浜松市)

          衣装選びから見えたクリエイティブ

          お二人の衣装選びで思うこと。 この作業は、本当に繊細で難しい。 毎回違うクリエイティブがそこにはあって、いつもとても悩むし苦しくて。だけど、はっとさせられるような、潜在的な二人の想いに思いがけず触れさせていただく、奇跡みたいなことも起きたりする。 ツイートもしたんだけど、もう少し深めたいからここに忘備録として書いてみようと思います。私の、衣装選びのこと。 衣装をアドバイスする時、みなさんは何を基準にしているのだろう。 お二人に似合うから。 会場の雰囲気に合うから。 結婚式

          衣装選びから見えたクリエイティブ

          『音楽』と『場創り』と『人前式』のこと

          結婚式の『場創り』について、ここのところずっと考えています。 結婚式って時々、『私は今、何を創っているんだろう』って、不思議に思うくらいカタチの無いもの。見失うことがある、と言っても良いかも。 お打ち合わせのなかで、お二人やご家族やゲストの『愛』や『想い』を感じ取り、それを心の中からそっと取り出して何かに乗せて場を創っていくクリエイティブ。 いろんなものを全てはぎとってなるべく少ない言葉で表現しようとすると、私のウエディングプロデュースってこんな感じなんですけど。 ふわふ

          『音楽』と『場創り』と『人前式』のこと

          逆光

          実は、私には憧れのウエディングプランナーさんがいます。これ、今まであまり語ってこなかったことなんだけど。と言うか、clubhouseがスタートして過去のことを人に色々聞かれる機会が増えるまで、自分でも心の奥にすっかりしまい込んでいた感があります。ただなんとなく今、書き残しておいた方が良いような気がして。古い記憶を一生懸命手繰り寄せながら、若干不思議な気持ちでPCに向かってみています。 彼女との出会いは、そうだな、多分35年くらい前。私が幼稚園に通っていた頃です。 私は三人

          『ウエディングキャプテン』の仕事の本質

          結婚式を挙げるお二人に、いま、聞いてみたいこと。『キャプテン』を知っていますか? キャプテンというのは、結婚式の創り手のひとり。 『場創り』のプロフェッショナルです。 ホテルや結婚式場で見かけたこと、あると思います。わかりやすい見た目だけの説明をすると、パーティでお二人をエスコートしているひと。 とてもスマートで、かっこいい。 でも、その仕事の本質はそこじゃないのです。 フリープランナーになって式場ではないところで結婚式を創るとき、自分でキャプテンをしなくてはいけなくな

          『ウエディングキャプテン』の仕事の本質

          美しく燃えるために

          結婚式を創る。 私は多分そのことについて、寝ても覚めても毎日毎日考えています。 この20年くらい、担当しているお客様がいない期間が、実は1日もなくて。子供を産んだ時ですら、ほぼ産休しか取っていないので、(上の子の時は、育休を1ヶ月だけ取りました。) お打ち合わせなどはしていなくても、『担当させていただいているお客様が0組』ということが1日もなかったということです。その年月の長さを思うとすごい。人生の半分くらい、ずっと誰かの結婚式を創り続けているということになります。 お客