2020年の私と英語 #EnglishChallenge
2020年12月、私はデンマークに滞在しながらデザインポスターの会社などで少しお仕事をさせて頂いている。
そう言うとさぞ海外慣れした、英語が喋れる人のように見えるから面白い。この生活は、この1年かけて私が英語と向き合い、足掻きもがいた結果でしかないのだ。
2020年のはじまりの、私と英語
2019年の春「デンマークへ行こう」と思い立った。
詳細はまた別の機会に書こうと思うけれど、色んなご縁と私の目指したいもの、想いが交わる場所がデンマークだったのだ。
ただ、その時の私は中学生くらいの英語力。海外のホテルで道案内してもらっても理解できずにGoogle翻訳をスッと差し出す始末…。さすがにまずいと思い、フィジーに留学してきた。
そして帰国したのが2019年12月。デンマーク行きはもう2020年8月と決めていた。
だけど、英語は未だに全然喋れない。英語力は上がっていたのだけれど、その結果「英語が喋れる」の壁は想像よりもずっとずっと高いということが分かったのだ。
これは、本当にまずい。
この体たらくで、私は一体何をしにデンマークに行くの…?
私の2020年のはじまりだった。
この1年の私と英語の変遷
まず、私の英語力をスコアで晒しつつ、この1年の変遷を。
【1月】未測定(多分高校レベルくらい)
↓自己学習をするも、イマイチ向上してる実感がない
【4月】Versant34点(英語で意思疎通は難しい)
↓PROGRITで毎日2.5時間勉強
【6月】Versant41点(日本人平均以上だけど実践レベルではない)
↓自己学習
↓8月にデンマーク渡航&英語を喋る環境に。勉強をあまりしなくなる
【10月】Versant42点(ん…この4ヶ月、私何してた?)
↓スコアが上がってなくて焦る。毎日1時間半〜2時間くらい自己学習
【11月】Versant48点(ビジネスレベルまであとちょっと)
↓PROGRIT NEXTコースで毎日3時間勉強
【12月】Versant50点(なんとかギリギリビジネスレベル)
1〜3月の間は、独学で英語をやってみた。だけど、なんだか成長している実感もないし、一体どれくらいやったらいいのか全然分からなくって、英語コーチングサービスPROGRITに駆け込んだ。
この判断は本当に過去の私を褒めてあげたいくらい、ちゃんと英語力が伸びたし、自己分析・自己学習方法を確立することができた。そして信頼できるコンサルタントさんとの出会いもあった(個人的にPROGRITの一番のキモは相性の良い担当の方と出会えるかだと思っている)。
6月〜10月は海外に行きすっかり安心しきって正直、自習をサボっていた。その結果が綺麗にスコアにも出ているからすごい。
そして、この時点で11月からデンマーク企業で働きたいなと思い始めた。ちょうどピッタリの求人を紹介していただいたりして、気持ちは前向き。あとは…英語力…!と再びお尻に火がついた。
11月からはまた真面目に学習に取り組みつつ、12月の1ヶ月はPROGRIT NEXTコースに再び駆け込む。そして日々の学習と改めて向き合った結果、12月末時点でVersantは50点に。英語学習をはじめて約1年半、ようやくビジネスレベルの入り口まで辿り着いた。
後悔と、大切にしていきたいこと
8月に無事渡航でき、海外に来ることで「英語を喋る環境だから」と慢心していた私…。英語に限らず、今年の最大の後悔はこの時期のサボりだ。
ちゃんと地道に単語やリーディングなどもやることが何より大事だなと痛感したし、当然だけど海外の空気を吸ってるだけでは英語はうまくならない。
そして、自分が満足する英語レベルとは何なのか?ということにも意識的になれた気がする。2020年のはじめは「満足な英語レベル」というのは絶対的なラインがあるものだとなんとなく思っていた。
でも、それは違った。私は今でもちょっとしたツラさと一緒に英語を喋っているし、逆に高校レベルの英語でも楽しく意思疎通をできる子たちを沢山見てきた。どんなコミュニケーションを自分は求めているのか?満たされるのか?によって必要なスキルは全然違った。
それに気がついた時、私はやっぱり言語と共に思考の深くに潜って行きたいという自分の欲求を自覚することができた。
足掛け1年半、ここに来て「どのレベルまで英語をやるべきなのか」がようやく見えてきた気がする。
2021年の私と英語
もともとデンマークに来るために英語を始めた私。でも、レベルが上がるにつれて気づきも沢山あったし、見える視界も変わってきた。
もっと英語が話せれば、今までの人生で培ってきた知識やスキルをかけ合わせていろんなことができる、自分の未来の選択肢が広がる、というのを肌で実感しはじめている。
自分の思考と言語の繋がりかたにも自覚的になれた今、変わらず英語と向き合いながら生きてみたい。
大使館で働けるレベルがVersant58点、ビジネスで問題なく活躍できるレベルが60点とまだまだ先は長い。この調子でもう1年勉強すれば60点も目指せるということなので、きっと12ヶ月後におんなじような振り返りをするのだと思う。
Special Thanks
ここに来て正直に告白すると、実は私は今でも英語学習が苦手だ。でも、そんな中でも続けてこれたのは一緒に頑張ったり、支えたり、応援してくれる人たちのおかげだったりする。
まずは #EnglishChallenge のコミュニティ。長い道のりの中で、何度も離れてしまいそうになる時に、必ず私をあるべき場所に揺り戻してくれた存在。この1年本当に助けてもらったし、来年も再来年も、変わらずずっとよろしくね、って言いたい。
そして次は、PROGRITで担当をしてくださった髙橋さん。
彼なくして私の今の生活はなかったし、特にこの12月は街がロックダウンした中で英語をバリバリやるというなかなかハードな環境を精神的に支えて頂いて……足を向けて寝られない。本当にありがとうございます!
最後に、今は海外に住むリクルートの同期たち。
私の世代は、結構奔放な女子が多くって、会社を辞めたあとに単身でパッと海を超えていくような子が何人か居たりする。この1年の私のチャレンジを、遠い異国の地から暖かく見守ってくれる彼女たちの存在はとても勇気をくれたし、ハワイ・シンガポール・デンマークの三拠点で英語でZOOMは楽しかったな。
2020年、コロナのせいでいろんなことが変わり世の中も自分も不安定だったけれど、ある意味英語学習に集中することで自分は助けられていたんじゃないかな?とすら思える。
そして、 毎日エネルギーを切らさないことがこんなに大変なことだなんて、32年生きてて初めて知ったし、毎日やったらできるようになるんだなぁというのも初めて知った1年。きっと2021年も変わらずに、粛々と向き合って行くのだと思う。
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