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ここに来て、初めてちゃんとオリンピックを見た

オリンピックの男子スポーツクライミング(ボルダー&リード)決勝を見た。

オリンピックは全然見ていないのだが、自分がやったことのあるスポーツは親近感がある。ボルダリングは経験がある。やったことがあるといっても、私のは一般人向けのボルダリングだ。オリンピックで見るような命綱が必要なものや、ものすごいスピードで上がっていくもの、意味分からない角度の壁、ホールド(つかむところ)が指一本しか入らないみたいな、そういうのではない。

腕力が必要そうに見えるけど、それだけじゃなくて全身使うし頭を使うからとても面白い。最近は一緒に行く人がいなくて全然やっていないけれど、また行きたい。

さて、オリンピックである。種目としてはボルダー&リードというもの。ボルダーは角度のある壁に難しいコースが作られていて、そこを制限時間内に登りきれるか。そもそもゴールまで行ける人が少ないくらい、難しいコースだ。時間内だったらやり直しができる。リードは一回勝負で、6分間の間に15メートルを超える高さの壁をどこまで登ることができるか。その2つの合計得点で競われる。

見ているときは、手に汗に握りながらとてもハラハラした。経験したことがあるから、あんなにひょいひょい飛んだり向きを変えたり、足だけを引っ掛けて体勢を変えたりするのが本当に信じられない。上を目指して体一つで登るの、本当にかっこいい。

日本代表として出ていたのは17歳の安楽選手。ものすごいプレッシャーだったと思うが、するすると登っていき銀メダルを獲得した。

クライミングはあっという間に勝負が決まる。その数分間のためにどれだけ努力してきたんだろう、と背景まで気になってくる。

私がスポーツ観戦をあまりしないのは、ドキドキハラハラして疲れるからだな。あまり力を入れずに応援するなら楽しい。たまには良いね。