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【終戦の日】千歳碑法要と霊明神社の慰霊祭に参列、戦没者名簿

2023.8.16
毎年8月15日の終戦の日に行われる、千歳碑の終戦の日の法要と、霊明神社さんの戦没者慰霊祭。
今年は台風の直撃で延期になり、ともに翌日8月16日に行われました。

◇霊山観音 千歳碑前での法要へ

 当時の私にとって、大伯父の唯一の手掛かりだった『遥かなインパール』の本を持って、霊山観音へ。

今年の3月以来の霊山観音

千歳碑の前には、会長の大薮さん、副会長の佐々木さんをはじめ、護持会の皆さまがいらっしゃり、ここで初めてご挨拶しました。今回はコロナ明けと台風による延期のため参列される方が少なく、5・6名いらっしゃいました。
法要では、住職さんの読経と参列者焼香、般若心経の読経、海行かばの合唱が行われました。

◇霊明神社の戦没者慰霊祭へ

霊山観音を出て、維新の道を登ったところにある霊明神社さんへ。
千歳碑護持会について初めて問い合わせをさせて頂いた村上さんにも初めて直接ご挨拶し、慰霊祭に参列しました。

◇戦没者名簿をお借りする

 霊明神社さんは敷地内にある書庫で、千歳碑護持会が所有している資料を保管してくださっています。
慰霊祭の後、その書庫を見せていただきました。
 
 棚には、護持会の前身である歩兵第60連隊の戦友会「京都祭六〇会」の頃の会報や、法要の写真、会員の方々の著書、証言テープなど様々な資料。

 その書庫から、戦友会がまとめられた60連隊の戦没者名簿をお借りしました。今回の慰霊祭まで私は、大伯父が歩兵第60連隊に所属していたことを証明できる資料を持っていなかったため、護持会の佐々木さんが貸してくださったのです。

元歩兵第六十聯隊 インド・ビルマ方面戦没者名簿
昭和五十年三月十五日 祭六十会謹製
当時の戦友会の方々の熱意を感じる

帰宅してから、名前がありますようにと祈りながらページをめくっていくと、93ページ目「第三機関銃中隊」の項に大伯父の名前がありました。

(昭和)18.4.7 戦死 インド・カングラトンビ 大尉 馬場利夫

確かに大伯父がこの隊にいたことが分かり安堵。
佐々木さんに、大伯父を確認できたことをお伝えすると、
第三機関銃中隊の戦友さんは数年前に他界されたそうで、私がもう直接当時の状況をお聞きできないことをとても残念だとおっしゃっていました。
しかし戦後80年近く経ち、大伯父の消息すら分からないかもしれないと思っていた私にとっては、こうした資料を見られるだけでも有り難く、幸運なこと。
これを機に、護持会に加入し色々な情報収集をさせて頂くことに決めました。

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