改めて写真展をやりたいと思ったキッカケのキッカケ
今週の金曜日1/10からずっと準備してきた写真展が始まります。
年末年始を挟んだせいか、ちょっと気持ちに緩みが出てしまったのですが、ここからはラストスパートで告知&準備していきます!
そして、改めて今回の写真展をやりたい理由をお話しさせてください。
最初のキッカケのキッカケ。
ちょうど一年前あたりからふわっと写真展をやりたいと思っていて、いろんな人に相談していました。女の子の写真を撮るのが得意。というところから一歩抜け出したいと思っていてどうしようかなと考えていたころでした。
当初から今回の被写体の7人の女性たちが決まっていたわけでもなく、「令和を生きる孤独でタフな彼女たち」というキャッチコピーも決まっていませんでした。唯一決まっていたのは「これからの時代に活躍していく女性たちを写真で撮りたい」ただただこれだけでした。
本当にふわっとした感じだったので、私が写真展の話しをしてもピンと来ない人ももちろんいました。(いま思えば本当にぼんやりしていたんだと思います)
写真展をやりたいと思った理由も被写体の方たちとお話しをしたり、どう伝えていくべきなのか準備していくなかで、徐々に自分の中で「納得」という感じで明確になっていきました。
そもそも、私は昔から世の中の関心ごとに興味がある方だったと思います。「生きることとは」「働くこととは」「家族とは」「幸せに暮らしていくには」とか。ニュースを見たり、本を読んだり、ときには大人に話しを聞いたり、海外に目を向けたりしていました。だから、高校時代はメディア関係の仕事をしたいとも思って大学選びも考えていました。
それがなぜか行き着いたのが写真を撮る仕事でした。でも、これは偶然ではなくて、小さい頃から図工や美術が得意で、小さい頃から周りの子たちに比べてカメラを持つことが多かった少女時代でした。だから、得意分野的には写真の仕事に行き着いたのは自然なことだと思っています。
それとは別に自分の中で世の中のいろんなことが気になっていました。日本で暮らすこと、環境について、政治について、多様性について。でも、20代の間で生きていくなかで、そういうことを考える環境にいることができなかったなとも感じていました。(これはもうしょうがない)
ただ、あまりに世の中のことを知らなすぎる危機感がありまして。「もっと自分の知らない世界を知らなくちゃ!」とフリーのフォトグラファーになった理由の一つでした。
実際にフリーになって、撮影の仕事を通してたくさんの世の中のあれこれを知ることができました。本当にお恥ずかしいのですが、社会のマナーとかほぼほぼ皆無だったので、今でも恥ずかしい気持ちになることがあります。そして、世界のことも本当に知らないなぁと実感しました。SDGsという言葉にもフリーで仕事をしていなかったら出会うことはなかったと思います。
そんななかで私が感じたことは今の10代20代の子たちの中からこれからの世界を変えるキッカケを作る人たちが現れそうだな、でした。
未来へ不安を思いつつも、自分たちなりにどうしていきたいか見出して行動している子たちを知る機会がちらほらあったのです。
そんな彼ら彼女らを見ていて私は「この子たちの写真を撮って残していきたいな。」という思いました。100年後、私はもうこの世にはいないけど100年後の未来が希望に満ちた新しい世界になっているとき、その世界ができたキッカケを生んだ彼ら彼女らを私の写真で残せたら最高だなって、そう思ったのが今回の写真展の始まりでした。
そのときに初めて、自分のやりたい写真と、自分がずっと気になっていた世の中の関心ごとが繋がった気がしました。
(ここからの写真展に繋がる女性を撮るというのは言わずもがなのストーリーですが…)
自分が写真を撮影することで、自分の気になっていたことを知れる、同じように疑問に思っている人がいたら、提示してあげられるんじゃないかと思いました。
本当に最初の段階の私の頭の中はこんな感じでした。
すごい抽象的ですよね。
そこから、具体的に写真を通してどんなメッセージを伝えたいのか、被写体はどんな人が良いのか。そんな話しが進んでいきます。
今日は写真展をやりたいと思ったキッカケについてのお話しでした。
写真展「風和らぐ」-令和に生きる孤独でタフな彼女たち-
場所 表参道ROCKET
日時 2020年1月10日(金)〜1月15日(水)
オープニングパーティー1月10日(金)19時〜21時