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昨日、彼女との撮影が夏の終わりだった

「真夏のピークが去った」。朝の涼しさを感じて、夏の終わりを知った。昨日の彼女との撮影が夏の終わりだったのだろう。日差しの強さや苦痛すら感じる湿気はまた来年。夏の木々の緑の青さを「緑々(りょくりょく)しい」と、昔つきあっていた恋人が言っていた。変な表現だなあと思ったけれど、初夏になるといつも思い出す。「緑々しい」も終わり、これから涼しい風に吹かれて光輝く黄色の世界が訪れる。

昨日、撮影した写真を見ると、そこには夏がいた。彼女の髪と木の葉を照らし、足元に木漏れ日が揺れる写真は過去になった。また来年。私はまた夏の日差しを追い求めて写真を撮れることを願っている。


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