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羊文学、美輪明宏、アメリ。今週のゆるふわ週報

昨日の日中はアウターを脱いでしまうほどの暑さで、まだ冬を感じることができない。ともだちと「寒さを感じないからか、年末感が感じられないよね。今年があと1ヶ月くらいしかないのが信じられない」なんて話をした。

そんな今週のできごと。今週はたくさんの人に会った。

昨日、Xで「羊文学のMVの色がおかしい」というツイートを見た。(話題になっていたので詳しくは調べてみてください)
実際に観て、特殊な色合いだなとは思ったけれど、こういう色表現もあると思うので、私は特段に違和感を感じることはなかった。だけれど、どうやらXでは「技術ミス」と言われていたり、びっくりしたのは「正しい色に直しておきました!」と色を変えてSNSに投稿していたらしい(実際に私はその投稿は見てない)。こういうのって「正解」って誰にあるんだろうといつも思う。カメラのスペックや技術、表現に対して「正解」を押し付けるのを見ていると本当に表現をつまらないものにしてるよなと感じる。

ちょっと救いだったのはYoutubeのコメント欄が曲の素晴らしさについてのコメントばかりだったこと。色のことについてあれこれ言う人は私が見た限りでは一人もいなかった。

作品の「正解」なんて、純粋に作品自体を楽しむ人たちのこういったコメントでじゅうぶんなんだと思う。

心と身体のコンディション

買い物は結構好き。なので、ブラックフライデーは何を買おうかしらと、ネットショップを徘徊する週だった。身体のことを考えるようになったせいか、今回はご自愛グッズの購入が多かった気がする。

色を着ること

美輪明宏さんの「おしゃれ大図鑑」に「黒やグレー、白のような色のないものばかり着ていると幸せが来ないわよ」(という感じのこと)を美輪さんがおっしゃっていた。ずいぶんと前に読んだ本だけれど、この一節が忘れられない。というか、ふとしたタイミングでその言葉が降ってくる。そして、色物の服を着まくる。

そんなときは自分に何か変化があったり、何かを引き寄せたいのだろうなと思っている。色物を着るとワクワクして楽しい。しばらくすると、急に黒い服ばかりの気分になって、黒服ばかり着るのだ。心の動きって面白い。

アメリのせいで私はこんなこじらせ女になった

今週のインプットはなんと言っても映画「アメリ」

デジタルリマスター版が上映されたのだ。
アメリ公開時は10代で、一人で映画を観にいくことも勇気がいったので、結局はリアルタイムで観にいきけず、レンタルされてから観た「アメリ」。たぶん、人生で一番たくさん観ている映画だ。彼女のおかげで、空想であれやこれやと考えることが肯定されたし、ちょっと突飛なことをする勇気をもらった。側からみればこじらせ女なのかもしれないけれど、「アメリ」のおかげで10代後半から20代前半はすこしだけ生きやさを感じるときがあった。

渋谷のユーロスペースは公開時の35mmフィルム上映ということで、こちらで観劇をした。映画の描写とフィルムの表現が合っていて、フィルム上映で観てよかったなと思いつつもデジタルリマスター版も観に行く予定だ。

大人になってから観る「アメリ」は、より「人」と「社会」の繋がりについて考えさせる。ただ可愛いこじらせ女の子のラブストーリというよりは人と人との縁で世の中は動いているのだなと改めて思うし、やっぱり勇気を持って一歩踏み出すことがどれだけ自分の観ている世界を変えることができるのかというのを改めて感じた。

そんな1週間。

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