音姫

疲れた。
私は、お料理が好きで、だからお料理のオンラインサロンに入っていて、
先日、そのオフ会に行って、クソつまんなかった。
二度と行くもんかと思ったんだけど、
でもそこで声をかけてくれた女性がいて、感じの良い人で、その人にご飯に誘われたから今日行ってみた。
すっごく良い人だった。本当に。
可愛らしくて優しくて気遣いできて。
でも疲れた。すっごく疲れた。
私は人といると猛烈に疲れる。
否、波長が合わない相手といると、その相手が善人だろうと無理やり合わせに行くので疲れる。
波長の合わない相手ってどんな人だろうと考えたんだけど、
当たり障りのない会話しかしない人だ。
例え嫌な奴だったとしても、本音で話す人のことは好きになることが多いし、興味が湧く。

だめだ。
本当に疲れて今ここで倒れそうだし、目も痛い。目の奥が痛い。
頭が割れそう。
無駄に強かった日差しのせいで、皮膚がジリジリしていてそれも疲労感を倍増させる
MBTIは近年会社で毎年やらされたから、4回は確実にやっていて、
毎回必ずENFP-Tになるのになんで？

今回のこととは関係なしに、
昔は、誰それ構わず食事や遊びに誘う人が苦手で、そういう人に誘われるのが苦痛だった。行かなきゃいいのに断れずに行っていた。
そういう人に限って当たり障りのない会話を好むし、
自分から率先して盛り上げたりしない。
私は当たり障りない会話が本当に苦手でできない。
神経を120％研ぎ澄まさないと当たり障りのない会話が出来ない。
だからママ友付き合いもできない。


人が好きとか、人といることが好きとか言う人っているじゃない？
そういう人って大体深い話を好まない傾向があると思う。
私は自分をわかってくれる人にすべてをさらけ出して、共感されたり注意されたり、お腹を抱えて笑ったりしたい。
365日中360日くらい誰かしらといたがる何考えてるんだかわからない人ってどこにでもいる。
そういう人は、飲みにいっても、一通り話して、特に盛り上がりもせず、
サクッと帰るのかと思えば、そのテンションのまま二件目いきたがる。
そんでまた別に話題もないのにダラダラと一緒に過ごそうとする。
中身のない会いたがりゾンビ。
あれが本当に私苦手で、でも私の性格上断れないから付き合うしかなくて
自分の細胞がどんどん腐っていくような錯覚になり、家に帰って泥のように寝てしまう。
若い時は頻繁にこの事故にあっていた
大人になるにつれて、頻度は減った。
で、今日それを思い出して、会いたがりお化けの行動原理について考えていた。
で、ある答えに行き着いた。
人のエネルギー吸って元気になるヒル体質なんだと思う。
話が面白くても面白くなくても良いやつでも悪いやつでも、他人からエネルギーを吸う人っていると思う。そんで元気になる人。
だから人が好きで人に会いたがるし、自分から誘ったくせにただそこに存在しやがる。
逆に、エネルギーを吸われる人っていると思う。
これって良し悪しじゃなく体質だと思う。
私は吸われる。
基本的に人に会うと疲れるし、次の日泥のように眠るから、吸われる体質なんだと思う。
という話を帰り道で思いつき、
世紀の大発見だと思って、帰るや否や興奮気味に夫にしたら、
うんうん、とおとなしく話を聞いていた。そんで私が話終わるのを待ってから、
「つまりあれだね、にゃんこは人に気を使うのが嫌なんだね」と感想を述べていた。
その通り。
なんだよ、吸う人吸われる人って。体質ってなんだよ。エネルギーが？なんだって？ただ気を使うのが嫌なだけじゃん。
うける。こういう自分かわいい。好き。

私は昔から頼まれてもないのに他人にサービスしすぎるところがあって、
ずっと人に疲れていた。いつも肩に力が入っていた。
だから若い時からイライラしていて、
人が大っ嫌いだった。
大っ嫌いなのに人を求め続けていた。
楽しませなきゃって思うから、相手にチューニングを合わせにいって憑依して、
相手の言ってほしい言葉や丁度良い温度感の笑いを提供した。
そんで相手がすごく楽しそうにしていて、また会おうって言われるとイライラした。
そりゃお前はいいよな。ぼーっと座って対して頭も使わずにケラケラ笑ってるだけなんだから。
だから、自分を全部見せられて、自然体の自分でいられる相手にはめちゃくちゃ依存した
友達なのに過剰に干渉して束縛した
大っ嫌いと大好きしかない
思えば、私の人間関係は全部そんなだった気がする
ここで、26歳の秋に作成し、出会って1か月もたたない夫に送りつけた詞がある。当時の私はこの気持ちをなぜか作詞にぶつけていた。
それではお聴きください

「音姫」

【音姫】

漬物が美味しい最近そう気づいたのはきっと身体が喜んでるから
すれ違う人に舌打ちしちゃうのはたぶん空気が薄いから

knee cracking　(膝が割れる)

邪魔だよ

壁殴りたくなっても、できなくて、
トイレットペーパーワンロールトイレに流し続けた

音姫つけて延々丸めては流し丸めては流してやった

更衣室から出てくるたびにtomorrow landの服きたあいつを褒めるのが無理だった

1人でいいと痛感するとともに、相手にしてくれる人のありがたみを感じたの

嫌われることも多いけど予想外とか言われるのは心外