とろ日記(元旦)
眠い。眠いけれど、午前中に神社へ行きたい。
早くはない時間に起きて、準備をする。めちゃくちゃ信心深いわけではないけれど、きれいな服を着ていきたくて、新しい服をおろした。
「おーい、起きてよ〜。午前中には神社に行きたいんだけど」
一度寝たら中々起きない夫にしつこく声を掛け、準備させる。11時頃、出発。予定よりも遅い。まあ、まだ午前中だからいいでしょう。
元旦に近くの神社へ行くのは初めてだ。どのくらい混んでいるんだろう。テレビに映る東京の有名どこよりは行きやすいでしょう、と自分を意気込ませる。
うわぁー。車が列をなしている。駐車場に入るまで、時間がかかりそうだ。あっちの看板って、あそこが空いてるってことじゃないの?え、どこに書いてあった?などと話していたら、険悪な雰囲気になりそうだったのでやめた。新年早々よくない。話題を変えて、大人しく順番を待つ。予想より早く駐車場に入れたのでほっとする。
参拝にも人が並んでいるが、今日はわたしでも待てる。なにせ、元旦の神社参拝だから。今年のお賽銭は15円にした。語呂合わせを探した結果、今の気分は十分にご縁がありますように、だ。心の中で住所と名前を早口で伝え、見守っていてくださいとお願いした。欲を言えば、何かあったら助けてほしい。
手振のおみくじを引き、紙をもらう。
せーの、ぱっ。
「「小吉だーーー」」
夫が「小吉!同じじゃん」と弾んだ声で言ってくれた。一緒の運勢なのが嬉しいみたいに聞こえて、わたしは嬉しくなった。
大吉が出る気はしなかったから、こんなもんか。今年も修行しろってことかな。わたしのおみくじにはいつも「信仰しろ」だの「神様をうんたらかんたら〜」などと書いてある。信心深く、か。大きい声では言えないけれど、わたしが信じているのは先祖と家族と自分自身だから、神様はそこそこ信じることにさせてもらいたい。すみませんが、よろしくお願いします。
お守りをひとつ買って一通りを済ませたので、屋台を見て回る。わたしたちの屋台定番のイカ焼き、そして甘酒を飲む。美味しい。
屋台の方たちも「あけましておめでとうございます〜」と知り合いに挨拶をしていて、普段は見れない一面を見れた気がしてよかった。あと、イカ焼き屋台の男の人が、自分のおにぎりを鉄板で焼いて温めていておもしろかった。そこで焼くんかい。
今年も日常の幸せを感じる+なんでもおもしろいと思えるようにしたいな。健康第一で、ぼちぼちやっていきましょう。