とろ日記(9/1食べ物)

　秋の空気を感じ始めた頃、はじまるものがある。

　　　　　　″月見バーガー″

子どもの頃はてりやきバーガーしか目がなかったが、大人になって月見バーガーという選択肢も目に入るようになった。
大人になったなぁ、と思うことのひとつである。
わたしは一昨年も去年も、ケンタッキーの月見バーガーを食べ損ねた。
マックの月見を先に食し、そろそろケンタッキーの月見も食べたいな〜と思って店に行くと、店内のどこにも月見のメニュー表がなかった。

へ？まだ秋じゃないの？

　わたしは数量限定という言葉を甘く見ていたらしい。なんと2年連続タイミングを逃し、食欲の秋の心残りとなっていた。

今年こそは食べる！と闘志を燃やし、発売日の3日後にケンタッキーへ行った。
ポスターにもメニューにも、月見バーガーが載っている。嬉しかった。

映えない写真

包みをめくると、たっぷりのキャベツに目玉焼き風オムレツ、タレの染みたカツが見えた。厚さは顎が外れそうなくらいある。
一口目。軽い顎関節症が重症になりそうになりながらも、ハンバーガーの層をまんべんなく口に入れた。

　ふぅ。おいしい。やっと食べられた。

わたしのお腹も心も満たされた。どれもおいしかったが、特に和カツが好みであった(それぞれを夫と半分こし合った)
月見ツイスターは頼まなかったので、今度食べられたら嬉しい。もし今年食べられなかったら、来年の楽しみにしよっと。

年々、月見の中毒性がじわじわきいている。