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とろ日記(2/15気配)
春がやってきそう。
空が青くて空気があったかくて。シンプルにそう思った。雪がまだまだ降っている地域の方には申し訳ないが、今日のこの地域は春がやってくる気配があった。
花粉症になってから、春は大好きな季節とは言えなくなっているが、太陽が出て日差しがあるのはやっぱりいい。何はなくとも、がんばるぞ!の気持ちになってくる。
今日はお正月ぶりに母に会いに行った。お昼は夫と母の手料理をごちそうになった。
「お昼は何か買っていこうか?」と持ちかけても、大体「何か作るよ」と言っておもてなししてくれる。もてなされるために行くわけじゃないから、少し申し訳ない気もするけれど、母の手料理は長年親しんできたものだから嬉しいし安心もする。
ポテトサラダやハンバーグ。
刺身におでん、あさりのスープ。
わたしたちが喜んでくれるように、和洋折衷いろいろな料理を作ってくれる。申し訳ないありがとう。
持ってきたりんごやバナナでは足りない気がする。食後はお茶を飲みながら、これまた用意してくれていたスイーツを食べ、母とわたしが最近あったことや感じたことについて話しまくった。夫にはつまらなかったかもしれないが、うんうん聞いてくれていてありがたい。
日常の出来事について、わたしはこういう風に感じたんだ、こう思ったんだよね、という特にオチがない話でも話せる。聞いてくれる。そういう存在はとてもとてもありがたい。
話しながらわたしは、他人の人間っぽいところや、こういうこと(ところ)あるよね〜と感じられる一面が好きなんだなぁと思う。
わたしたちは夕方まで居座って、ゆっくり帰ることに。わたしはもういい大人なのに、母は会いに行くたびにお小遣いを渡そうとしてくる。毎度、断る攻防に終わりがない。お小遣いは普通にありがたいけれど、そのために会いに行っているわけじゃないし、わたしたちが助けていく側なのになぁ、と思う。
いつまでたっても、親にとっては子どもってことかな。
今日もジュースやちょっとしたお菓子を持たせてくれてバイバイ。
家に帰って荷物を整理すると、紙袋の底にぎんじ宛のお小遣いが入っていて(やられたぁ)と思う。断ったはずなのに、一本とられました。
このお金は大事にとっておくことにして、また会うときに美味しいものでも食べることにしよう。
晩ごはんを食べながら、YouTuberのキヨの動画を見た。ここ最近、数年前にアップされたあつ森動画を見ている。面白いから、見ているとわたしもあつ森をやりたくなってくる。結局誘惑に負けて、わたしもあつ森。
今日は土曜日だから、とたけけが来ていた。白いイヌのミュージシャンだ。
わたしは普段、化石を掘ったり虫を捕ったりするばかりで、とたけけが来ていても無視ばかり。だけど今日は気が向いて、演奏を聴くことにした。
〜♪
(なんだこのめちゃいい曲は!!!)
今日みたいに、春がやってきている気配を感じるくらいのとき。そう。新生活が始まる前。期待や不安で、ドキドキわくわくソワソワと胸が騒がしい季節。
きれいな部屋に無数の段ボール。
見慣れない街並みを歩いて開拓。
ひとりで何もかもこなす楽しさ。
学校や職場での戸惑い。
一歩踏み出す恐怖。
新鮮なものが、当たり前になっていく安心感。
あの頃の空気を感じて、まさに気分にビシッとはまった。
途中、とたけけが「アウー」っと遠吠えするのも良い。
こんなにビビッときたのは、久しぶりかもしれない。いい気配を感じてきている最近。そろそろなのか?そろそろきてほしい、なんて思ったりする。
◎とても素敵なピアノアレンジがありました。
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