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人間界からお邪魔します⑤-2〜稲佐の浜・出雲大社〜


◯島根・鳥取旅行をしたときの記録





 出雲大社へと続く神門通りを軽く楽しんだわたしたちは「さあ行こう!」と気合を入れて歩き出した。じっくりお店を見て回るのは出雲大社参拝後にして、稲佐の浜へ向かう。


事前情報では、出雲大社の正門から稲佐の浜までは徒歩20分。そこそこあるかしら。
こればっかりは、晴れていてよかった〜と思った。


 稲佐の浜へは、砂をもらいに行く。出雲大社の素鵞の社(そがのやしろ)で砂を交換し、持ち帰るという慣わしがあるらしい。砂は「お清めの砂」と呼ばれ、敷地に撒いたり、小瓶に詰めて持っていてもいいという。どこでどう貰って行くの?と、調べるだけでは不安が残ったが、何はともあれだ。ビニール袋とスコップを持参した。

↑参考にさせていただいたブログ


ズンズン歩くと、他にも歩いて浜へ向かう方々がいらっしゃる。安心。途中、出雲の阿国の墓があり、教科書で見たなけなしの知識を思い出す。興味はあったが、稲佐の浜と出雲大社を優先して諦めた。

歌舞伎の創始者


さらにズンズン歩くと

海だっ!

海が見える。行ったことがないのに、鎌倉を彷彿とさせた。
住宅の向こう側に海が見えるという、海が見えるときの理想的な構図というか、自分のイメージに近くて興奮する。


稲佐の浜に着いた。駐車場はちょい混雑。

大きな岩(弁天島)の上に鳥居が立っている。
神聖な感じだ。お参りをして、海と海風を味わう。とても気持ちがいい。

横から見ても大きい

砂をいただこうと、波打ち際へ移動。波が打ち寄せてきたときの砂を狙う。

う、美しい
波が打ち寄せてます

砂を取る方法や場所がよく分からないままいただいたので、終始(これでいいの?)という不安は拭えなかったが、無事に砂ゲット!

わたしは海水浴をしないので、あまり海に興味がないと思っていたけれど、稲佐の浜はきれいだと感じた。日が反射して海がキラキラしているのも、風も、心地良い。まだまだ見ていたくなった。


もと来た道を再び歩く。天気が良すぎて、少し汗ばむ。お水を飲んで一息つきながら、初めての出雲大社に思いを馳せる。
そろそろ正門だ、というときに、神門通りで買った塩を思い出し、身を清める&塩分補給で半分ずつ舐めた。

これです

いざ!!!


夫に参拝順を調べてもらいながら歩く。

稲佐の浜の砂交換もでき、一安心。
おみくじを引くと、吉とか凶とかの類が書かれていない。ハッ。そうか。出雲大社は、そういうの書いてないって見たことある気がする。懐がでかい。

大体、信心深くって言われる


出雲大社の敷地内にはうさぎの像が何箇所かにあって、みんな可愛らしい動きをしている。写真撮りまくり。

すたっ

さーて、全て参拝したかな?帰ろっか。
帰り足になったときに、わたしは引っかかっていたことを口にしてみた。

「もう少し大きい縄がなかったっけ?」

テレビや旅行雑誌でよく見かける、あの大きなしめ縄。わたしたちは見れていなかった。夫は「さっき見たやつじゃないのー?」とのほほんとしている。

「えー、なんか小さくない?もっと大きいしめ縄があったはずなんだけど」

一度立ち止まり、調べる。

「あ、こっちは行ってなかったかも!」



デデン!!!


危ない危ない!
ここまで来て、出雲大社と言ったら…のしめ縄を見ずに帰るところだった。
やっぱり大きい〜!
どうして人間は通常サイズよりも大きかったり小さかったりすると、テンションが上がるのだろう。おもしろいね。無事に全てを回りきり、本当に帰り足。

よかったね
ばいばーい👋


神門通りで夫が黒ビールを飲んだり、煎餅を食べたり、我が家のお土産としてフィナンシェやお酒を買ったりした。

海苔せんべいとぬれおかき


駅に着くと、乗車予定の時刻まで1時間くらいある。まだ散策できるぞ〜。
冷えてきたので、あったかいぜんざいを食べてゆっくりし

出雲大社前駅にある最古級の電車も見学した。

中井貴一さん主演の映画『RAILWAYS』にも登場しているらしい。
駅へ戻り、ステンドグラスをパチリ。

色のついた光がきれい


ステンドグラスを見るたびに、好きだ〜と思う。ないとは思うが、万が一家を建てることがあれば、必ず1箇所はステンドグラスを入れようと決めている。



帰りは「ご縁電車 しまねっこ号Ⅱ」のラッピング電車だった。嬉しい。地元の学生さんたちが下校途中で、何人も乗っていた。観光電車が当たり前で、日常生活に馴染んだものになっている光景がなんだか良かった。

戦隊モノのピンク色で良き

松江しんじ湖温泉駅に戻り

ここにもRAILWAYSの宣伝が


バスに乗り、松江駅に帰ってきた。一度ホテルへチェックインしてから、ごはんを食べに行く。
駅前なので、居酒屋やごはん屋さんがいろいろとある。海鮮を食べたくなり、近くの居酒屋へ。

旅行中は金額を気にせず、食べたいものを食べて呑む。(よほど高くない限り)
今年は寿司欲が増していて、外食するとしたら肉よりも寿司を選んでいた気がする。大人の仲間入りを果たしたのかなー。


お腹が満足したらホテルへ戻り、また一杯。
夫は大山ハイボール、わたしは鳥取の二十世紀梨チューハイを味見。
出雲大社行けたね!とか、あっという間だね、なんて話をして、ゆっくり時間を楽しんだ。






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えりぱんなつこ
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