【クリスマス】冬の季節に使える無料のフリー素材を作成中(1)
こんにちは。週一更新を目標にしています。
私はイラストACというサイトで無料でダウンロードできるイラスト素材の提供をしているので、そのイラストの紹介と日々の思っていることを書き綴っています。
今週の徒然は、バリエーションを増やす能力について書こうと思います。
1つのアイテムからバリエーションをたくさん作っていますが、このバリエーションを増やす能力は元々あったわけではなく、ファッションの専門学校時代とアパレルデザイナー時代に培ったものです。その話を書こうかなぁと思います。
その前に、イラストの紹介。
そろそろクリスマスイラストや年賀状イラストに本腰を入れなくちゃという所なんですけど、制作時間とアウトプットのスピードがあっておらず、なかなか進んでいません。
もう、思いついた順、できた順にどんどんアップしています。フリー素材ですので、ご自由にお使いください。
手描きマーカー風のクリスマスのあしらい
この手描きシリーズが予想以上に好調なので、調子に乗ってクリスマスのあしらいを作ってみました。好評だったら分けてアイコンとして出そうかとも思っていますが、手が追いつきませんっ!
今後、クリスマス関係なく、あしらいシリーズに関しては、少しずつ増やしていこうかなぁと思っています。
光るゴールドの流れるリボンのクリスマス背景
いつも作っているテイストじゃなかったので、恐る恐る出してみたイラストです。縦の背景は年賀状でも使えそうだなと勝手に思っています。
新しいテイストに挑戦するときは傾向がドキドキしますね。
北欧風のポップなクリスマス背景
こちらも挑戦に近い感じです。色合いが好き嫌いが分かれそうだなぁとは思っていますが、私は一番好きなテイストの背景。
単色バージョンとカラフルバージョンを作りました。個人的には推し!!
随時更新していきますので見てくれると嬉しいです。
さて、今週の徒然話です。
バリエーションを増やす能力について書こうと思います。
私は、1つのアイテムからバリエーションをたくさん作るのが得意です。たぶん出せと言われれば無限に作れる気がします。
正確には元々あった能力ではなく、過去の経験で学び培った能力です。
バリエーションを無限に増やすには?
専門学校時代の課題
私はファッションデザインの専門学校卒です。(過去記事)
専門学校時代、1週間くらいの短い休みだったので春休みか冬休み、もしくはGWとかだったかなぁ?って思うのですが、『スタイル画(服着た人物の絵)を休み明けまでに100枚提出』という課題がありました。
もし忘れた場合はペナルティとして遅れた日数×10枚追加されていきます。
描く画材や方法は問わないが、1つのアイテムのバリエーションで10枚ずつ描くこと。(だから10アイテムのバリエーション×10枚で100枚)
もう20年以上前の話です。パソコンなんてまだありません。
先生は『1日10枚ずつ描けば100枚なんて休み期間に簡単に終わるはず』と言いました。まだPCのない時代です。手で100枚描くのです。他の服飾の授業でも山のように課題があるのに!です。
実際のところ、クラス全員がこの宿題を終わらせられず、その後も雪だるま式にペナルティが増えてしまって学校に来れなくなった人(脱落)が大量発生した鬼の課題です。期限以内にやるにはそうそう難しくはない課題。でも後回しにすると泣きをみる課題でした。でも、やり遂げた人はみんな、とんでもない能力を手に入れたのです。
バリエーションは何十通りも何百種類もある
まだ18歳だった私はバリエーションの引き出しもなく、1つのアイテムのデティールを変化させたバリエーションで数を増やしました。
Tシャツ→半袖・長袖・タンクトップ・袖絞り・裾広がり・チュニック丈…など。色は適当に気分で塗ってた。
友人は逆に、色や柄を変えてバリエーションを増やしていました。
Tシャツだったら無地やボーダー、スカートだったら花柄、チェック柄…。
同じように色でバリエーションを増やした人の中にツワモノが1人いて、黒白の線画のスタイル画を10枚描いて、10枚ずつコピーしたのに色を塗り(しかも適当)、時間短縮をしていました。男の子だったんだけど、頭いい!!!って思ったと同時に、その発想力にやられた!とか悔しい!って気持ちにもなったな。 コピー機がダメですとは言われていない。先生も苦笑いしてたな笑
みんなが提出した1人100枚のスタイル画は、クラスの人数×100枚、全くかぶることがありませんでした。
そのクラス発表がこの課題の意図だったのかなぁと、今なら思います。
クラス発表で驚いた(気づいた)のは、バリエーションの増やし方は1通りじゃないということと、そのバリエーションの方法を少なくとも課題を提出した人数分取得しました。
その後も、全員同じモチーフ(野菜だったりグラスだったり)から連想できるスタイル画のバリエーションを10種類、2時間以内に描く授業などありました。
そうすると、同じサツマイモから連想したスタイル画のはずなのに、みんな色も違う、形も違う、服に使う素材も違う。
紫の人もいれば黄やオレンジ、ポップな人もいればダークな人もいる。形を取り入れたシルエットで表現している人もいれば、食感を素材で表現した人もいる。
最後の講評(みんなの絵を黒板に並べて、みんなで見て先生から講評をもらう時間)が好きでした。自分が思ってもみないところのバリエーションをしている人がいると、なんでその発想ができなかったんだろうって悔しくもなったし、勉強になりました。
これが、この課題の意図だったんだろうな。
今でも、そのバリエーション方法を使うときは、『〇〇君の技、お借りします』ってちょっと思う。
アパレルデザインで一番大事だったのは、バリエーションの発想能力
バリエーションの発想能力は、絵が上手い下手ではなく、そして生まれ持った能力でもないと思います。
少なくとも私が十代の時は10個考えるだけで精いっぱいだったし、そもそもデザインの引き出しが少なかった。
バリエーションの豊富さって、経験値と日々の積み重ねによる引き出しの多さなんじゃないかと思います。
アパレルのデザイナーをやっていた頃も、同じ布から50アイテム以上提案しなくてはなりませんでした。そのバリエーションを増やす能力は、絵が上手い下手よりも大事でした。
どのくらい物を見てきたか。どのくらい描いてきたか。どのくらい経験しているか。どのくらい知っているか。
これって、日々遊んでいる人のほうが豊富です。
絵以外の趣味が多い人のほうが豊富です。
よく、アパレルデザイナーの時代に『デザイナーは机にかじりつくな。外に行ってこい』って上司に言われたのが今なら理解できる。
私は今、ストックイラストをやっています。
この時の経験値がたくさん生きている気がします。引き出しは人より絶対多いと自負してる。
これは私の強みだと思っています。
今はイラストACで攻める
イラストACに限ってはカラーバリエも類似も5点までと決まっているのが難点ですが、厳選するという意味では決まっているのはいいのかもです。
たまに意図していないところで『類似イラストがすでにあります』的に非承認になってしまうのですが、ギリギリのところを攻めてバリエーションを増やしていこうと思っています。
6点以上の類似は、イラストACが頭打ちになって、時間に余裕が出来たら有料サイトの方に順次上げていこうかなと目論んでます。
今、鰻登りというには恥ずかしいほど微々たる増加ですが、手応えは感じています。本当に少しずつダウンロード数は上がっています。
イラストACでの自分の上限に行き着いたかな?っと感じ始めてからイラストAC以外のサイトを攻める方向でも遅くはないかとも思っています。
とりあえず残り僅かな2022年。イラストACで攻めます!
ストックイラスト始めて、初めてのハロウィンやクリスマス、正月、バレンタイン…に今からワクワクしています。
本日も長い記事をお読みいただきありがとうございました。