妊娠してまず驚いたこと~いきなりの産院選び
私は都内在住なのですが、まだ赤ちゃんが無事かどうかもわからない状況で、産院を決めなければならなかったのが驚きでした。
そして思っているより選択肢がない…!
■妊娠発覚!さぁどこの病院行く?
生理が比較的周期的に来るタイプだったので、生理が遅れてなんか体調も悪くて鯖の味噌煮のにおいでウッとなって検査薬を使ってみたら妊娠発覚。
検査薬が陽性だったら早めに病院に行きましょう、そこでネットを検索して驚愕。
「初回の受診で、分娩の予約もしておかないと分娩予約が取れないかもしれません」
は?????どういう意味???
人気の産院にありがちなことのようですが、初回か2回目くらいには「ここで産みます!」と決めておかないといけない模様。え~行ってみて雰囲気とかめっちゃ合わなかったらどうすんの…産院の情報なんて全然しらなかったんですけど…。迷っていたら産むところがないってなるわけ?怖すぎん?
何も知らない状態からの産院選びがスタートです。
■産院を選んだ基準
私は34歳11か月ごろに産むことになるのでギリギリ基準に満たないのですが、もうほぼ高齢出産(35歳以上で初産)で、そこそこリスクのある妊婦だと思っていました。というわけでチェック項目として挙げていたところがこれ。
・自宅から車で30分以内(里帰り予定がなかったので)
・検診に通いやすい距離感(車がつかえなくても一人で行ける)
・無痛分娩という選択肢がある
・NIPT(新型出生前診断)という選択肢がある
・NICU(新生児のための集中治療室)が院内にある
・母乳至上主義ではなさそう
・ホームページの雰囲気がスピってない
・ごはんがおいしそう
上から順に優先度が高い感じだったかな。
移動距離はもちろん、あんまり遠いといざというとき困るのでこれはどなたも重要かなと思います。この段階で結構絞られちゃう。
無痛分娩とNIPTに関しては、この段階で絶対にする!と決められていたわけではありませんが選択肢としてあってほしいと思っていたので重視していました。ここでもまた絞られちゃう。
NICUがあるというのも、自分をそこそこリスクありと分類していたので項目に入れておいたのですが、これはコロナ禍の都内の現状をみるに、入れておいてよかったなと思っています。産院で何かあって緊急搬送となっても救急車が回してもらえるのか、受け入れ先があるのか…都内がこんな状況になるとは思っていなかったので結果論ですけど、入れておいてよかった項目。
で、お察しだと思いますけどこの辺でもう、選択肢はほぼないんですよね。
こういう医療的な手厚さを求めていくとホテルのような素敵な産院は候補から外れてしまって、総合病院だけになってきます。
総合病院で行けるところが2つあった(あとから調べたらもう少しあったかも)のですけど、ホームページで母乳育児を礼賛してないほうを選び、ごはんがまずいで定評のある昭和大学病院を第一候補にして、提携クリニックを受診することにしました。母乳至上主義を避けた理由は、いろいろな情報を見るなかで「母乳が出なくて助産師に怒られて泣いた」とか「母親失格だと思った」とかそういう口コミが多くて怖かったから。
まぁごはんはね、数日の事だしね…。
■いざ受診、当たり前のように産院を聞かれる
総合病院は紹介状がないといけないので、まずは提携クリニックである城南レディスクリニックを予約して受診しました。
その段階では心拍は確認できなくて、「また2週間後に来てください、まだ流産の可能性も高いので、何かあっても落ち込まないでくださいね~。この段階での妊娠って基本的に家族にしか言わないし、認識されてないんですけど25%くらいはあるんですよ」(いわゆる9週の壁)と言われて、なるほどと思いました。
その状況で、結構当たり前のように聞かれる「ここでは分娩はやってないんですけど、産院決めてますか?」
私は昭和を第一候補にしていたので「あ、昭和で考えています」と伝えたら、「こちらのクリニックは提携してますので連携(?)しておきますねー」とあれよあれよで産院決定。あっさり戻れないところまで来ちゃった感じ。実際はこの段階くらいだったらやっぱり別の病院に、ってできたのかもしれないですけど。
■産院選び、もっと選択肢や考える時間があると思っていた
これ、私が甘いだけかもしれないですが、もう少し時間がある状態で比較検討しながら、自分に合った産院を選べるものだと漠然と思っていました。
あと病院の口コミや出産レポって思ったよりない…。生んだ後はそれどころじゃないので、皆さん書かないのかな…。
割と少ない情報の中、短い時間で基準を決めて、産院選びをしなければならないというのが最初の驚きだったかもしれません。