『グッド・ドクター 名医の条件』シーズン7最終回視聴!
ついに・・・米国では昨晩放送が終わってしまいました。
こちらでは物語のネタバレはなしで書きます。
一日明けた本日の米国の評価としては、最終話は「A+」
私も素晴らしい結末だと思いました。
ドラマなので最後まで毎週「これで本当に終えられるの!?」「どうなるの?!」という展開がありましたが、きちんと脚本家チームがそれぞれの人生を描いて綺麗に終えていると感じました。
7年(以上)前に始まった本作。
クリエイターが、『ドクター・ハウス』のデイヴィッド・ショア、そしてちょうど『ベイツ・モーテル』主演で素晴らしい演技だったフレディ・ハイモア(ショーン・マーフィー役)の主演と知って、予告編を見て、これは見たい!と思ったのが懐かしいです。
ちなみに、『グッド・ドクター』ロスの人は、『ベイツ・モーテル』をぜひ!
ジャンルとしてはサイコ・スリラーですが、フレディの抜群の演技と物凄いストーリーで一気に見てしまうおすすめの作品です。(10話構成、5シーズンあります)
私の中で、『グッド・ドクター』は医療ドラマではなく死生観ドラマです。たまたま病院という場所を舞台にしていますが、このシーズン7、特に最終回までは、ヒューマンドラマというよりももっとはっきりいうと死生観だったなと。
ドラマなので、当然ドラマティックに演出されている部分もたくさんありますが、『THIS IS US』にちょっと近い感じの作品だったと思います。
また、配信サービスが台頭する中で、この地上波の毎週1話という形式が功を奏した作品だとも思います。
ファンとしては、一気に見てしまいたいけど、来週のためにこの1週間頑張れる!という気にもなると思うのですが。
それ以上に、「ショーンという人間の成長を描いているので、一日で見終わるような形式だと成長を感じられないから」毎週毎週の放送が良かったのだと思っています。
実際、7−8年もすると、演じている俳優さんたちもそれなりに年齢を重ねて見た目も変わっていきます。
配信だと、次のシーズンが2年後で、その時一気に見た目が変わっているということもありますし。
そもそも、”自閉症スペクトラムのショーンという若者の成長”というのがこのドラマのポイントです。
外見だけでなく、視聴者も、大学をでたばかりのショーンの若者気質から、大人へ、そして一人前の医者へ成長していくの過程を、じっくりゆっくり見守って、応援して、時にはイライラして、理解していく時間が必要だったので、毎週かけて1年放送するスタイルは合っていると思いました。
ちなみに、ちょっとお仕事の宣伝のようですが、フレディには取材をさせてもらったことがあります。ほんっっとおに、最高の意味で普通の人です(笑)
ものすごく感じのいい、育ちのいい、知的で穏やかで、ソーシャルメディアも一才やっていないので、ハリウッドに染まっていない貴重な若手俳優さんです。(イギリス人ですしね)
このドラマの最中に、プライベートでも結婚したフレディの次の作品も楽しみです。
もしネタバレを知りたい方がいらっしゃったら、それはまたどこかで別に機会に。