ただ生きてるだけで精いっぱいの時、そんなに自分に厳しくしなくてもいいのだと思い出すための８つのこと
8 Reminders to Not Be So Hard On Yourself When You’re Just Trying to Survive
January 13, 2017 by Philippe Leonard Fradet
親愛なる読者の皆さんへ
賭けてもいいですけど、今これを読んでいるあなたは、これをこなさなければとても自分のことを「正常・普通」だとは言えないと感じているような、沢山のタスクの真っ只中ではありませんか。
もしくは、漫然とした生活から抜け出そうとしている最中か、うつから回復しようとしている所かもしれません。
いずれにしても、そんなあなたの手助けをするために私はここにいます。
私たちは（つまり、私やあなた、私たちの知人のことですよ）、何かをしていなければ自分はダメな人間なのだと感じてしまうことが度々あります。
けれどそれは違います。それどころか、もしあなたが何かをしていないというのならそれには理由があるかもしれなくて、だとしたら何故そうなのかを理解しなければなりません。
いいですか。この世界で何とか生きているだけで充分だという時はあるのです。「何とか毎日をやり過ごす」だけでいいんです。だってそれは誰にだって起こることなんですから。
私たちの誰もが、時にこれまで行ってきた日課やタスクを維持することがどうしても出来ない状態にぶつかります。そんな時には、自分を大切にすることや、立ち止まってスローダウンすることは自分のためになるのだということを簡単に忘れてしまいます。
あまりにも長い間何もしていないとあなたが感じていたとしても、それでいいのです。
親愛なる読者の皆さん。
何とか毎日生き延びるだけで精いっぱいだと感じている時、自分に厳しくなり過ぎないための８つの方法を以下に紹介します。
１．１日で全部のタスクを終わらせなくてもいいのです。
うつ病だったり、仕事や学校で忙しかったりすると、気が付けばタスクが山積みになってしまう時があります。
それは宿題だったり洗い物だったり、掃除洗濯だったり車検だったり、医者にかかることだったり、誰かに電話をかけるのを思い出すだけのことだったりもします。
これら全部を終わらせることを考えるだけで、無力感でどうしようもない気持ちになることでしょう。特にそれらのタスクを――実際はどうであれーーすぐに片付けてしまわないといけないと考え始めたら余計そうです。
そうやってタスクを終わらせようと頑張る内に「今日で全部やってしまおう――止まっちゃダメだ。行動あるのみ」という思考に陥ってしまうのです。
これは良い考え方のように見えますが、実際にはこのような考えの方が、どうしようもない無力感よりも有害な場合があるのです。
全部のタスクや雑用を終わらせることを目標として自分に課せば、ほぼ確実に失敗か落胆に終わります。
１日で全部のタスクをを終わらせるのが非常に困難な時はあるもので、そんな時は自分は失敗したのだと感じてしまいます。すると無力感にはまり込み、またタスクを山積みにしてしまうのです。
次に取り組まなければと急ぐことなく、一つ一つタスクを終わらせる方が良いのだということを忘れないで下さい。
そうすれば、何もかも終わらせようと終始躍起になって、結局無力感でどうしようもなくなるのではなく、もっと自分のメンタルヘルスの状態に合ったペースで進めるし、堅実にタスクを達成するための手順を育むことが出来ます。
２．ゆっくりと、無理をしないで。
誰が何と言おうと、２０～３０年前に比べて私たちの生活は平均してずっと忙しくなっています。
表面上はそう見えないかもしれませんが、私たちは沢山の時間を何かをすることに費やしています。リラックスするのではなく、電話を使っていたり記事を読んでいたり（今みたいに！）、友達にメールしたりテレビを見ていたり、学校に行ったり仕事に行ったり、運動をしたりゲームをしたりしています。
今の時代ほど簡単に、日中常に何かに気をそらされたり何らかの活動に巻き込まれたりする時代はないのです。
時には立ち止まるか、少なくともスピードを緩める必要があるにもかかわらず、「前進あるのみ」というのが唯一の生き方だと考えるのが標準的になりました。
でも、文字通り何かを――何でも――するために、私たちは頑張り過ぎているのだと気付く必要があります。
リラックスのためだけに時間を取るのがあなたのためになるのだと理解するのは大切なことです。深呼吸をすることを思い出しましょう。
同様に、今までできていたことが出来なくなったと感じても、それでいいのです。
「大丈夫」であるために、常に何かをしている必要はないのです。
３．睡眠は大切です（お昼寝もね！）
上記のように、「前進あるのみ」モードの時には生存に本当に必要なことを忘れてしまいがちです。
そんな時最初に疎かになる活動は、実際には無活動に近いこと、即ち睡眠です。
充分な睡眠を取っていないとか、日中にできなかったことをするには夜更かししなければなどと感じて、いつも疲れているのではないでしょうか。
睡眠があなたのために良いのは全くもって基本的な真実です。
私たちが種として存続してきた理由の一つに、身体と脳を睡眠の間休ませるというものがあります。睡眠を取った時、私たちはより鋭敏に、より効率的に、より満足した状態になるからです。
勿論時にはスケジュール（や睡眠障害やほかの健康状態）のせいで夜眠るのが難しいこともあります。けれど――特にスケジュールやコンディションのせいで日中眠気が酷い人には――リラックスの時間を作ろうとスケジュールを調整する時、必要ならば昼寝の時間を取ることは有益かもしれません。
４．自分を飢えさせないで下さいーー食事でも、愛情でも
日課をこなすことに躍起になっている時に忘れてしまうのはーー何も出来ないと感じたり、うつによって食欲が変化したりしたためにーー睡眠だけではありません。
いつもより量が少ない、あるいは何日も何も食べないでいるというように、無しで済ませてしまうことの一つが食事です。
でも、どうか覚えておいて下さい。生き延びて明日を迎えるためには、自分の身体を大事にしなければいけないのだと。それはつまり、きちんと栄養を採ることを意味しています。
こういった時に自ら断ってしまうもののもう一つに、愛情とサポートーーどちらも生存にとって重要なものですーーがあります。
他にできることが何もなくても、最低限のこととして、たとえ不可能に思えても、あなた自身を愛情で包み込み、相応しい配慮を持ってあなたの身体を扱うようにしましょう。
そうすれば、あなたとあなたの身体はもっと幸せになれるはずです。
５．あなたはあなたの好きなものを好きでいていいのです。
一度に全部やろうとしている時やうつで苦しんでいる時には、あなたには良い気分でいる資格があり、そのためのことをしてもいいのだということを忘れがちになります。
殆どの人は、ここ数日の間、あるいは先週、もしかしたらもっと長い期間、自分を心から元気にしてくれるようなことをしていないのではないでしょうか。
それは時間がないからと感じるからだったり、自分には良い気分でいる資格がないと感じるからだったりするからかもしれません。もしかしたら、気分良くいることを恥じる気持ちがあるのかもしれません。あなたの楽しんでいるものを、まるでそれが「正常」ではないかのように誰かに扱われて嫌な気持ちになったことがあるのかもしれません。
まず第一に、あなたは良い気分でいていいのです。あなたにはそれだけの価値があるし、あなたを良い気分にしてくれることをしていいのです。特に、そうすることで明日まで生き延びられるというのなら。
あなたの好きなことに時間を費やしていいのです（勿論誰かや何かを傷付けない限りですよ！）
でも、もっと大事なことに、あなたの好きなものが音楽でもゲームでも、ポッドキャストを聴くことでもテレビ番組を見ることでも、睡眠でさえーー睡眠は身体にいいのですからーー、あなたの好きなものを恥じる必要など決して無いのです。
６．ストレスの多いシチュエーションを避けてもいいのです。
折に触れて出席したくないパーティーや催し、イベントなどに出た経験があるのではないですか。
そこに集まる人が好きではないだけかもしれないし、友人たちに罪悪感を感じさせられて家から出るようにされたのかもしれません。
そうやって、いたくもない状況で、楽しむどころか結局この時間を何に使いたかったかということばかりを考えていたということはありませんか。
言うは易し、行うは難しですが、嫌なら居心地の悪い状況に自分を置かなくてもいいのです。
そして理由を説明する必要もありません。
シンプルな「ごめんね。でも今回は行けないんだ」だけで、理解のある友人なら充分な筈です。
あなたが責任を負うべき第一はあなた自身です。
だからあなたが大丈夫であるように配慮する必要があります。
どうせ居心地悪く感じるであろう状況に自分を置かないことを悪く思うことはありません。
一人でいる時間が増えても平気になりましょう。
７．あなたを大切に思う人たちから助けてもらうのを恐れないで下さい。
自分の力だけで問題解決に当たらなければならないと思う時は沢山あります。このことは自分以外気にもしないだろうと感じたり、本当に助けてもらえるのかと他人を信じられなかったりすることがあります。
親しい友人に対してさえこのように感じたことがあるかもしれません。面倒を掛け過ぎているとか、理解してくれないと感じるかもしれません。
他人と関わり合いを持たないで過ごそうとすることは、余計なドラマを避ける良い方法である一方で、時にその距離が障害となることもあります。
時に、生き延びるということは、あなたが苦しい時をやり過ごすのを助けてくれる人を受け入れることでもあります。
あなたに近しい人がいるならーー友人でも家族でも恋人でも同僚でも構いませんーー自ら手を伸ばし、自分のニーズを説明し、その人たちからの支援を進んで受け入れましょう。
確かに生き延びるだけで充分です。確かに生き延びているだけで大丈夫です。でも、一人で生き延びる必要はないのです。どうかそのことを忘れないで下さい。
８．完璧でなくてもいいんです。
これらのすべては、結局一つのシンプルなコンセプトに要約できます。
完璧である必要はないのです。生きてるだけで充分です。それしか出来ない時があっても、罪悪感を抱くことはないのです。
あなたが重要だと思ったことを何から何までやる必要はありません。あなたとあなたのメンタルヘルスにとって有害な人々のニーズや標準に合わせる必要はありません。あなたの好きなものを好きでいることを恥じる必要も、あなたを元気にしてくれることをするのを恥じる必要もありません。時間の無駄だからと睡眠やお昼寝を止めることもありません。
あなた自身を傷付けない限り、あなたがその日を生き延びられる限り、それだけでいいのです。それだけで、充分なのです。
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