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『海と光のつぶ』藤井風Feelin’ Good 日産スタジアム ライブ感想メモ

スタジアムライブの感想メモ
書いては消しして結局形にならないまま
2024年も終わりかけ

あのライブがBlu-rayになって明日発売日なんです
フラゲしている人も多いみたいだけど
私の手元にはまだ届かなくて見てないので
自分の感想がドキュメンタリー映像の影響とかで上書きされる前にちょっと書いとこうと思った

なんで感想がまとまらないかというと
なんせライブの質量がすごくって
細かい部分を取り上げて言い出すと際限なく言いたいことがあふれてしまうから

例えば
会場で販売されてたフードやコラボドリンク
グッズ受け取りのオマケのステッカーにいたるまで細部に愛がこもっているのが
伝わるライブだったなーとか
あの曲のあそこが…ってやりだすととんでもない量に

なのでなるべく大まかに大きく捉えた感想を…

ライブ本編は、映像で見てても風さんがバチバチに仕上がっていてちょっと人間超えた美しさと存在感オーラ放っていたなと初見の時もその後何度見返しても思う

そしていつもの風さんを支えるチーム、スタッフさんの仕事も神っていた
ヘアメイクから衣装のスタイリング
映像も…顔にかかる毛流れの一筋までヤバかった
デビューの時からずっととか数年の付き合いのスタッフさんたちと風さんの繋がり
風さんという人、風さんの世界観に対する周りのみなさんの理解と愛の程がうかがい知れるそんなライブに思えた

見えるものを通して見えないものの美しさまで感じさせられるような

みえるものとみえないもの
そのバランス

内面からあふれ出るうつくしさ
かろやかさ
説明を極限まではぶく
オープニング
Free liveからつながる芝上の演奏
デニムと白いシャツとサンダル
風のように客席からあらわれて
まるでスタジアムに微風がふきはじめるようなピアノの音色
ひとりぼっちのユーチューブのピアノ演奏動画からはじまった
風さんの歴史にかるくふれる
あらすじのようなはじまりのsummer grace

summer graceのイントロのアレンジは
graceプロデュースしたyaffleさんなりのワンネスを咀嚼した表現で
沢山の小魚が集まって大きな魚になっている
「スイミー」のようなイメージって昔関ジャムに出演された時にyaffleさんが言ってたよね
光を浴びて水中で無数の小魚の腹がキラキラ、チラチラと光っているのが見えるようなピアノの音

後からライブの舞台装置のコンセプトがLAの海辺と聴いて余計にあの最初のピアノの音が
あの会場にいるみんなが小さな魚のようで
一人一人だけどみんなでひとつの海にいる
ワンネスを最初に表現しているようで心に残った

もしそうだとすると
みんなが本質的には一つであるということに
意識をあわせるところから始まったライブ
それが『愛ではじめ』
ということじゃないかな


その海はライブ後半に演奏された「満ちてゆく」の時に自発的に客席で灯り揺れていた観客7万人のスマホライトの灯りでさらに可視化されたような氣がした

これは僕のコンサートでなくてみんなのコンサートです

って言ってた
そのままに

風さんが心の中のいろんないらないものを削ぎ落として一番神聖な自分の美しい光の部分を差し出してきて、ああいうふうにパフォーマンスされたら
向かい合う人もなるたけ自分の一番美しい部分を同じように差し出して応えたいとなるんじゃないかな

彼が光ってる事で自分の中の光が呼びおこされるような

そういう事が、多かれ少なかれ彼のまわりで起きているんじゃないかと思いました一緒にお仕事しているスタッフさんやメンバーさんも、観客も、TVの前で映像を観ている私も



そして、
前と比べると
風さんにまよいがなくなった
MCも確信にみちてたように思った
信頼 
信頼を感じて
私は嬉しかったな

『just be happy
すべては心からスタートするんで
想い、感情からスタートするんで
あんたがfeelin' goodな気持ちでいてくれることは
あんたのまわりの全ての世界を変えてくれると思うんで
まじで一人一人のパワーが必要なんで
ここにおるみんな
これからも力あわせて ポジティブにがんばって
いきまっしょい
Everything starts right here.
Your thought, your mind, your heart.
Let's just be feeling good.
You're being feelin' good could change the world.』
LIVE 中のMCより

ライブ前にひいたカードも
海だった

風さんの精神性が揺るぎなくすべての表現のベースにある上に
山田監督やずっずさんyaffleさん
各分野の名プロデューサーがその表現を
がっつり支えていることの頼もしさよ
この並びの3人の賢者感!(オタク的胸の高鳴り盛り上がりがとまらない)
ね〜


一人一人が小さな”1”を持ち寄り合ってそれが 100となっていく…《中略》とはいえこういう時に、自分1人の力だけでは〜とよ く言ったりしますしそれは本当にそうなんですが、 そこに至るにはまずその”たった自分1人の力”を各々 が信じることが先、とも思ってまして。結果もそうなんですがその前の過程の中で、関わる それぞれがまず自分の”1”の力を信じたということが 折り重なって形になったということなのかなと考え ると、ここでは到底あげきれない多くのスタッフの 皆さんとお互いを称え合いたい気持ちでいっぱいで す。

山田健人監督Instagramより
KENTO YAMADA on Instagram: "Fujii Kaze Stadium Live “Feelin’ Good” 2日間演出しました。 @fujiikaze これは去年くらいからなんとなく動き始めて、今年に入ってからずっと頭の中で構想~そして具体化を進めた大きなプロジェクトでして、この2年くらい自分の映像監督業を徐々にお休みしてライブ演出家としてのモノづくりにシフトしながらやってきたことのひとつの集大成という実感があるので、思い出投稿でございます。 超久しぶりのお仕事投稿なのでだらだら適当なことばかり言いますけども。   まぁ自分はなにぶんチームスポーツマン脳あがりなので、100人以上のスタッフのある種中心にいながらその360°に耳を傾けつつ、みんなの顔を見てふむふむいいながらAなのかBなのかを判断して決定していくのは昔からの性分で得意なのかなと思っております。 あとは一人一人が小さな”1”を持ち寄り合ってそれが100となっていく過程そのものに魅力を感じている節があるので、ライブ演出はそれなりに楽しくやらせてもらっております。   とはいえこういう時に、自分1人の力だけでは~とよく言ったりしますしそれは本当にそうなんですが、そこに至るにはまずその”たった自分1人の力”を各々が信じることが先、とも思ってまして。 結果もそうなんですがその前の過程の中で、関わるそれぞれがまず自分の”1”の力を信じたということが折り重なって形になったということなのかなと考えると、ここでは到底あげきれない多くのスタッフの皆さんとお互いを称え合いたい気持ちでいっぱいです。   日頃からの自分の価値観では、良い作品は良い現場から生まれ、良い現場は良いチームから成り立ちます。 そして”準備したモノをやり切れる”のが良いチームと考えてまして、その場限りの偶然任せではなく、いかにしてあらゆる想定に対し準備して詰めておけるかでしかない、と。 特に屋外ライブなんかはそうです。それでも2日間来場14万人、配信視聴者数百万人を相手にもちろん取りこぼしてしまう要素は出てきます。   しかし大事なことは”準備できている”かどうか、だとすると自分のこの演出家というポジションは、単に0から1のところを考えたり決定したりするということだけでなく、自分含め周りの全員が”準備完了した”という確信を持てる状態になっているかを確認し、またその状態に持っていく作業をアシストする仕事でもあるのかなと。 少なくとも自分とってはそうでありそれが理想のリーダー像だとも思っています。ちなみにこれはこの仕事だけでなく人間社会におけるあらゆる場面に置き換えられるとも思ってます。 そうやって全員とコミュニケーションを取り合ったり、時には迷いの中で一人きりで判断を下したりということを繰り返すうちに、先ほどの100がいつの間にか120になってね?となる現場がありまして(ワクワク&疲労)、そうなるとあとはなすがままに良い作品に結果的に仕上がっている、今回のはまさにそれでした。 皆様お疲れ様でした。最高。いえい。   たらたら抽象的なことを書いたんですがちょっと真面目すぎたんで終わります。 初日のアーカイブがまだYouTubeで見れるので是非見てください。 次は藤井風アジアツアーの準備を進めてます。読みたい本ありすぎて積んでます。全然ゲームできてなくてVALORANTはプラチナ3からシルバー2まで落ちました。最近はLoLランク回してます。おざす。" 38K likes, 733 comments - dutch_tokyo on August 31, 2024: "Fu www.instagram.com

夢を現実にし、今では名だたるアーティストやブランドからラブコールがやまない彼女にとって、最も印象に残っている作品とは何か。
「独立したばかりの頃に作った感傷ベクトルというロックバンドのアルバム、あとはデビュー時からご一緒している藤井 風さんとの作品です。特に彼の楽曲は、魂が浄化されていくような感覚を与えてくれる。そういった曲から感じられるアーティストの本質とか、そこから生まれるものを視覚的に表現する、私はそのお手伝いをしている感じです」

VOGUE JAPAN
丸井元子(motty)さんインタビューより


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