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「訪問する」か「来社させる」かは、男たちのプライドの闘い?

ご来社いただけないなら結構です

以前、製薬企業の方からヘルスケア女性マーケティングに関する相談のご連絡を頂いたときのこと。とても緊急を要していた様子だったものの、当社側の打ち合わせ担当者のスケジュールがあわず、うちのメンバーが

「担当者のスケジュールがタイトなため、大変恐縮なのですが、ご来社頂く形でお願いできませんでしょうか?」

とお伝えしたところ……

「ご来社いただけないんでしたら、結構です。」

との回答が。それまでかなりの回数、メールでやりとりが進んでいたようなのですが、ここでぷつり!とメールのやりとりが終わったそうです(汗)。

訪問はしません

また、あるときのこと。中堅企業A社の社長さんと、大手企業Y社の役員さんを、私がお引き合わせをする、という場面があったのですが、ここでもまた「どっちが訪問するか?」問題が発生。

当社含めて3社合同事業案件だったのですが、その案件に関して、お願いする立場なのは当社とA社ということもあり、当然私はA社の社長さんに

「Y社に訪問する形で日程くみますね。」

とお伝えしたら……

「僕は、訪問しません。Y社にはご来社いただくようお伝えください。」

とのこと。Y社にお願いをする立場なんだから、我々が訪問するのが筋だと思うんだけどなぁ(汗)と思い、A社役員さんもA社社長さんを懸命に説得するも(それだけ、A社にとっても魅力的な案件だったわけです)、断固としてA社社長さんは首を縦に振らないので、私は仕方なくY社の役員さんにお願いをしてみました。

「あの……こちらからお願いさせて頂く立場ながら、大変恐縮なのですがA社にご来社頂く。なんてことは...む、難しいですよね……汗 」

すると。

「すみません。当社は相手先には訪問しない、来社していただく。というスタンスで一律通してますので訪問はできません」

との回答……😓

“どっちが訪問するか問題” が勃発するまでは前向きに検討が進んでいたにも関わらず、単純に「どっちが訪問する?」の決着がつかず、話はおじゃんになりました。なんとも、もったいない話しです(涙)。

「訪問する」か「来社させるか」て、気にする会社さんはとても気にされるんですよね。単純に「お願いする側が相手先に訪問する」とか「動きやすい方が動く(訪問する)」っていうスタンスで良いじゃんって思うんですが、そうでもないのかなぁ。

柔軟であり続けたい…(汗)!

ちなみに、当トピックを書くにあたり、久しぶりにA社のHPを見に行ったら、A社社長もA社役員もいつのまにか退任されており、従業員数は半分以下に。さらには医療系企業の子会社になってました。当時のA社社長のことを思い出しつつも「柔軟な姿勢は忘れないようにしよう」とふとそんな気持ちになりました😣


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