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いわゆる「女性」の病気のこと

この一年間で女性特有の病気と向き合ってきた。
子宮頸部異形成というものだ。高度(HSIL)になると円錐切除術が必要である。16型をもったウイルスの悪化が進むと子宮頸がんとなる。だからその手前で対処しておく。

昨年の健康診断の結果で再検査と出て、きちんと見てもらうと子宮頸部異形成の中度(HSIL)だった。コルコスコピーという痛い検査をすると16型がいた。横綱級らしい。中度だから経過観察。
自然に消えることも多いとされる。対処としては、所謂「規則正しい生活」を送ること。

  • 煙草を吸わない

  • 飲酒を控える

  • 睡眠をしっかりとる

はっきり書くが、私は所謂「規則正しい生活」を長らく送ってきたのだ。それ以上に何ができるかというのは、食の改善なのだろう。
わたしは、偏食だ。ビーガンでも菜食主義者でもないが、日常的には主菜をとらない。牛肉や魚は意識しない限り買わない。
なによりも、食に関して関心がないというか、朝ごはん以外は興味がない。野菜も食べるし、肉や魚は外食した時に食べる。
それでも、免疫をあげよ、ということで、有機人参を集中的に1カ月食べていたら、NILM(陰性)まで結果が改善されていたのが今年の2月だ。
だが有機人参は高い。毎日食べられるものではないし、なにより調理に困るからやめた。


まあ、そんな私である。後悔もなにもない。結果は結果だ。今度円錐切除術をすることになった。

がんに発展するよりかはこの段階で切っていたほうが良いのだろう。手術は人生で初めて。
そして私は、耳から入るカチャカチャという医療現場にある器具の音が大嫌いだ。見えてはないといえ、私は自慢じゃないが想像力豊かなのである。(映像からではなく、耳や文字で入る情報で生活している。=TVを置いてない)
願わくば、手術するときは私が好きな音楽を延々に流してもらいたい。そして実況中継はいらないから淡々と進めて欲しい…

女性特有の病気、ほかにも色々ありますが、なんだってこんなに苦しめられるのだろう。アンフェアだと思う。男性は子供を産まないし、生理がなければもしかしたら妊娠してるかもしれない、という大きな不安だって常にある。
男女というバイナリーの区切りではなくなった、グラデーションの現在。それでも女性と妊娠は切り離せないから、キャリアだって一回お休みすることになる。

もう一度言う。アンフェアではないか?
そして簡単に子供は?と他人はいう勿れ。若いし妊娠できるでしょ、と思うな。そして結婚の先に子供があると思うな。

この1年間で感じたことは、そういうこと。そして日本の医療は遅れていること。本来であれば子宮頸がんのワクチンはもっと早くの時代から打っていい。ようやく高校生でも打てるようになった。
生きた時代に文句は言えないけど、そうであれば薬物で軽減できるようになってほしい。切実に願う。

FIN

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