インスタは人の見せたくない部分こそを明るみに出している
わたしにとって、文字を生み出すことというのはクリエイティブだとかなんだとか聞こえの良いカッコいいものではない。むしろどちらかといえば汚いものであり、自分の中のヘドロを吐き出すような感覚ですらあり、他人には見せたくないことが大半だ。ほかの形で排出できなかった残り滓とでも言えるだろう。何も考えず、そのときに思ったものをそのまま綴る。途中で方向転換を試みたりや前置きを付け足したりすることはよくあることである。ただ、書きながら考えるというのもわたしの場合正確な説明ではない。ある程度書く前に自分の中に、アイデアが集合体の集まり的に存在していて、作業としてはそれらの関連付けであるといったほうが正しい。もう少しわかりやすく言えば頭の中にツイートのような形で常に論理が泳いでいて、それらをフローチャート的に文字で繋げるというのが長い文章の役目であると思っている。
そんなわけで今日もこうして文字を垂れ流しているわけだが、今回は違う切り口から文章を攻めていく。それはあとで種明かしをするとして。
人々は、自分の身の回りにあるものをどうやって観察しているだろうか。Instagramを見てみると、実にたくさんの写真があり、同じ対象でも人によって撮り方が違う。例えば家のインテリアの写真だとしよう。綺麗なインテリアのものたちの中にはわたしが持っているものもある。だが、わたしの家にあると、可愛くない。(雑貨屋さんに行ったことのある人ならわかるだろう、あの「家に持って帰ってきたらなんか違う」という現象だ。) この場合で言えば、家それ自体の雰囲気と雑貨屋さんで買ってきた一つのピース。それらが上手く噛み合わなかったということ。これは周りのものや環境との関連性の問題であるように思う。だとすれば一体この関連性や枠組みを作るものは何であろうか。一つにはその人のこだわりやセンスといったものだろう。それ以外のものはいやだ!と全く受け付けていないのか「これがいい」と好意的に選んでいるのかはわからないが、この枠組みというのは、近年とても目立つようになってきている。一貫性とも言えるかもしれない。日本語では「芯がある」とか「ブレない」「自分を持ってる」とか。ちょっと、自分のInstagramのプロフィール欄をみてほしい。あなたの写真はどのように並んでいるだろうか。見た目として統一感がある?綺麗な写真?
ここから怖い話をするので、怖いのが苦手な方はトイレにでも行って電気を消しながら読むことをオススメする。
わたしが今からする怖い話は、「インスタのプロフィール欄をみればその人がどういうひとかほぼ100%わかってしまう」ということだ。そのロジックは上に書いてある。これほどまでに怖いことはない。実名のFacebookを交換する方がまだマシであるようにすら感じる。なぜならこれはFacebookユーザーはある程度カッチリとした御誂え向きの内容をフォーマルなやり方で発信するのに比べて、インスタは「自分がどう見られたいか」にフォーカスした、いわば”エゴの塊" “承認欲求という鬼に喰われて吐き出したヘドロ”であるからだ。 自分の投稿した写真からも「何を写すか、どう撮るか、どのような加工を施すか、白い枠をつけるか」とさまざまな観点が生まれてくる。これらは全てその人の性格に紐つけることができる、例えば次のように。「私はこれが好きです、ここをこのように切り取るセンスみて、私はそんなに明るい人間じゃないのよ(モヤがかかったような加工)または私はひとつひとつ分けて考えたいの、他に影響されないわ(白い枠)」。脅かしはさらに続く。つぎはキャプションだ。「文章のセンス(短くみんなが実は感じている本音をズバッと)、その人が何を面白いと思っているか(ゼミ合宿楽しかったことを事細かに伝えたい)、伝えたいことは何か(仕事仲間向けなのね)、ハッシュタグをどう使うか(渡辺直美かよ)、改行をするか(そこに関しては美術的感覚ですらある)、日付をいれるか(日記かな)、ネタ要素か(お前の人生がネタ)、投稿したあとに自分の文章をもう一度読んで編集し直すか(同じネタをこすりまくる芸人かよ)」。ある人はアーカイブ投稿なんぞもする。現在地が海外の投稿だけしかしないひともいる。いいねをほしいがために時間帯を考えているひともいるだろう。そう、全てわかってしまうのだ。(うーわ自分にブーメラン〜〜〜)(そしてもう一つ。インスタを使っている人を非難したいわけではない、現にわたしも利用している。ただ、わたしにはそう見えるというだけ)
〜怖い話おわり〜
おーけー。ここまで話したところで冒頭のどうでもいい種明かしをする、今日は次のようなテーマを基に話を進めていこうと書き始めた:
「混沌の中身は卑近にある陳腐なもの」
いやいや全然違うやんけ。
てかわたしこの一説どんな具体例から考えついて抜き出したんだ?思いついた瞬間電撃が走ってメモったのは覚えてるけど、どういう意味かなんも覚えてない。すごい「降りてきた感」があったんだけどな。忘れちゃったや。もし意味がわかる人がいたら教えてほしい。作者まで、ぜひ。
すいません。今回もやはり途中から完全に脱線してインスタ路線を思い出してしまったためそちらに飛びつきました。もうタイトル決めてから書くなんてしませんし、推敲なんていう崇高なこともしません。(なんかイラつく文章やな)
こんな文章を読んでくれてありがとう、少しでもクスってしてくれたら嬉しいです。(いや笑わせるために書いてないだろお前)
また。
てかわたし果てしなく乱文。文章締めるの下手すぎてわらう。
どうも〜