恋愛損害保険について考えてみた
草食系男子ならぬ絶食系まで登場してきた昨今。何に対しても弱者ととらわれがちな「女性」。
今日は、「男と女のラブゲーム」とはうまいことを言ったなと常々思う筆者が、恋愛に対する男女のリスクヘッジについて考察したことを書いてみようと思います。
そもそも「損保保険」とはなんぞや?
損保保険とは、損害補償保険の略称。
損害保険の特徴
損害保険は、偶然のリスクによって生じた損害をカバーするための保険です。そのために一定額の保険金が支払われる生命保険とは違い、損害額により保険金の支払いが変わる「実損払方式」が中心となっています。
損害保険、基本の考え方
自然災害、ケガ、盗難、または損害賠償責任など、リスクに応じて必要な損害保険も変わってきます。損害保険には、お客様のニーズに合わせ、様々なリスクに対応できるよう、幅広い商品があります。
※ 引用元:東京海上日動
つまり、生命保険や医療保険とは違い、「人」ではなく「物」に対する保険です。
個人事業主が廃業したときの保険もあるのって知ってた?
種類は様々ですが、一例を挙げると、「小規模企業共済」なるものがあります。これは、小規模の個人事業主が廃業した場合に積み立てていた共済金を受け取れるというものです。
恋愛に対するリスクマネジメント
恋愛には、男性にも女性にもあらゆるリスクがつきまといます。その代表格は、なんといっても「失恋」。失恋をしてお金をもらったとしても、その傷を治すことはできませんが、おりたお金で美味しいものを食べたり飲んだり、ショッピングをして気を紛らわせることは可能かもしれません。
女性の場合、言い方は下品ですが、「ヤリ捨てられた!」というご経験がある方も、この世の中で少なくないはず。
女性ばかりがフィーチャーされがちですが、これは男性にも起こりうることです。好きな女性と一晩をともにしたものの、それ以降女性とパッタリ連絡がとれなくなった……というご経験がある方もいるのでは?
同じ日本で生きる運命共同体、恋愛共済などいかがだろう?
生きている中で、一生恋愛をしないという人のほうが少ないかと思います。逆説的にあらわせば、恋愛をする人間は、何かあったときに支えられる「共済」的なものがあると、リスクヘッジになるのでは?
例えば、不本意な妊娠をさせられてしまった場合、
1:泣き寝入り
2:中絶費用 or 出産費用請求
3:2が遂行されなかった場合、損害賠償請求の訴訟
これらが考えられます。
もちろん、こういうケースは、日頃のリスクマネジメントが必要不可欠なわけですが、何が起こるかわからないのが「人生」で、そんなもしものときの支えが「保険」なのです。
生命保険のような巨額な積み立ては現実的に難しいとしても、少額から積み立てられる共済であれば、お財布にも心理的にも優しい設計ができそうです。
その証明はどうする?
では仮に、失恋をしたときの給付金申請を考えてみましょう。通常の保険は、死亡、入院、ケガ、事故などが起きた場合、医師の診断書やあらゆる証明が必要となります。
当然ですね、それらがなければ、いくらでも保険金詐欺が成立してしまいますから。
では、失恋したときの証明は、どのようにすればよいかが課題になります。口頭だけでは、何の根拠もありません。
結婚をしていないので、婚姻届も離婚届も存在しません。
この場合、「付き合ってください」「いいよ」の時点で、「お付き合い契約書」が必要になるかもしれません。
相手の名前、生年月日、住所、電話番号、保証人等の記入欄があります。(完全に妄想です)
こちらの用紙に、印鑑なり拇印を押してもらうわけですが、当然相手は拒否する可能性が高いでしょう。なぜならば、完全に意味不明だからです。
しかし、恋愛損保の契約者も被保険者もあなた。その証明書のためという前提でお願いをすれば、わずか数パーセントの確率で記入を承諾してくれるかもしれません。
恋愛損保に加入するので、もしもの場合があってもあなたへの負担は少なくなるというメリットを説明できれば、尚よし。
この証明書に記載をしてもらえたのなら、それは、後生大事に保管しておきましょう。もしもの時が訪れた際に、確実に必要なものですから。
とはいえ、現実的に保険金詐欺が横行することは否めない
しかし、やっぱり難しいこの証明。きちんとシステム化されている生命保険であっても、保険金詐欺が横行している世の中、どれだけ強固なシステムを構築しようが安全な運営は困難極まりないことが、誰にでも予想可能です。
最後に
何が起こるかわからないこの世の中、恋愛に対して守りに入ってしまう男女が増えてしまうと、少子化にも拍車がかかります。
それでは、日本の国の発展自体が危ぶまれます。年金の仕組みも破綻……(もうすでにしていますね)。
「恋愛損保」なるネット保険とかあったら、面白いなという完全なる筆者の妄想ですが、こんなビジネス、どうですか?
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