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うちみたいな小さな会社でも大手と取引できますか?

「正直...こんな個人事業主と変わらない規模の会社でも大丈夫でしょうか」

先日、オンライン相談でお会いした社長が、ぽつりとつぶやくようにおっしゃいました。

全国展開をしている大手企業との取引が決まりそうで、これから東京商工リサーチや帝国データバンクの信用調査が入るかもしれない—その対策のご相談でした。

「またこの質問が来たな」と、正直そう思いました。

なぜなら、このご質問は信用調査のご相談をいただく度に、ほぼ必ずと言っていいほど、社長からされる質問だからです。


小さな会社だからと諦めてほしくない

小さいという理由で、信用調査で良い評価が取れない、良い会社だと思ってもらえない—そう思っている経営者の方。

また、大手企業との取引をあきらめてしまっている社長に、お伝えしたいことがあります。

企業評価は、規模だけでは決まりません。

あなたの会社と取引を考えている大手企業も、規模だけで取引するしないを決めたりはしません。

信用調査会社の調査も、大手企業の取引審査も、小さいというだけで会社を見たりしないのです。

なぜ「小さい」ことを気にするのか

「小さい」とおっしゃる社長のお話をよく聞いてみると、皆さま数字と規模を気にしていらっしゃいます。他社と比べて不安になっているのです。

ところが、信用調査会社の調査員や大手企業の取引審査担当者は、数字や規模だけで会社を見てはいません。

これは元・調査員として、はっきりと申し上げることができます。

例えば、

売上が1億円と1000万円の会社を比べて、1億円の会社が良い会社だと判断することは決してありません

A社はB社より大きな工場を持っているから取引しよう、という決め方をする取引先もいません

本当に見られているものは何か

調査員も審査担当者も、むしろこんなポイントを見ています。

・体制に見合った売上規模か
・製品の品質はどうか
・情報公開性は高い会社か
・社長はどんな人物か

このように、さまざまな角度から情報を集めて、総合的に判断しています。

確かに、規模は会社の良し悪しの判断材料の1つです。

でも、あくまでも判断材料の1つに過ぎません。

何かが小さくても、良い会社だと認められていたり、
信用調査で高評価を勝ち取って、大手との取引を活発に行っている会社はたくさんあります。

実際の成功事例

先ほどの
「正直...こんな個人事業主と変わらない規模の会社でも大丈夫でしょうか」
とおっしゃっていた社長は、今、大手企業へのテスト販売の話が順調に進み、全国展開の可能性も出てきているそうです。

とても努力をなさっていました。

自分の会社の本当の実力や強み、社長自身には見えなくなっていた価値を、正しく伝えることができた結果です。

相手企業に自社の良さを理解させる最適な見せ方ができれば、このテスト販売から本取引へ、さらなる取引拡大へと、順調に進んでいくはずです。

最後に

小さいことを不安に思い、取引を諦めている社長様へ。

どうぞ自信を持って、信用調査や大手企業の取引審査に臨んでください!

そして、良い取引を勝ち取って、ますます事業を成長させていってください。

企業情報の見せ方は、企業評価アップや審査突破の鍵です。

どこをどう見せれば自社の評価が上がるのか、
どう見せれば大手から選ばれやすくなるのか。

このような方法ついては、今後もこのnoteや公式サイトのブログで情報発信していきたいと思います。

あなたの会社が自信を持って審査を突破し、良い取引を勝ち取る未来を願っています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
 

会社信用ドットコム
代表 佐藤絵梨子
 

信用調査や企業評価アップ、審査対策のご相談は、以下からお気軽にお問い合わせください。土日でも遅い時間でも、いつでもお力になります。
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筆者のプロフィール

佐藤絵梨子(さとうえりこ)
世界最大の企業情報を保有する (株)東京商工リサーチに入社後、個人から売上1兆円企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。商業登記簿から会社の信用度を見抜くほどになり、全国1,000人の調査員中、営業成績1位獲得の実績を誇る。同社退職後、大手企業との取引実現から銀行融資や補助金獲得まで支援する専門事務所「会社信用ドットコム」を設立。会社の見せ方で企業評価を変える専門家。

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※会社信用ドットコムの公式サイトはこちら

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