法的な準備とリスク管理
今日は「法的な準備とリスク管理」についてお話ししようと思います。ちょっと仰々しいタイトルですが、ビジネスを始める際に絶対に知っておきたいポイントをシェアします。
3児の母で大黒柱。1年で6カ国を家族で旅行しながらも自動化に役立つオンライン講座を提供しているファネルデザイナー下坂栄里子です。
法的な準備
1. 販売における法的な義務
ビジネスとして人からお金をもらう以上、それは「契約」が発生していると考えましょう。例えば、個別相談や商品販売など、どんな形であれお金を受け取る以上、適切な法的準備が必要です。
利用規約
利用規約は、お客様に提供するサービスや商品の内容を明確にするためのものです。これは、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。以下は利用規約に含めるべき内容の一部です:
項目内容サービス内容提供するサービスや商品の詳細料金サービスや商品の料金体系支払い方法支払い方法や期日についてキャンセルポリシーキャンセル時の対応や返金ポリシープライバシーポリシーお客様の個人情報の取り扱いについて
2. 特定商取引法の表示
日本では、特定商取引法(特商法)があり、これはインターネットで商品を販売する際に掲示しなければならない情報を定めています。以下は特商法に基づく表示項目の一部です:
項目内容販売者の名前販売者の正式な名称販売URL商品を販売するウェブサイトのURL連絡先購入者が問い合わせできる連絡先商品の配送情報配送方法や配送にかかる期間返品について返品や返金に関するポリシー
テンプレートの利用
大和運輸などのサイトで特商法のテンプレートを提供しているので、それを利用すると便利です。
3. 税務上の問題
ビジネスを行う上で税務上の問題も重要です。ここでは詳しくは説明しませんが、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
リスク管理
1. 契約書の作成
契約書は、お客様との取引においてリスクを管理するために重要です。特に長期のコンサルティングや高額な契約の場合、契約書を作成しないと後々のトラブルに繋がります。以下は契約書に含めるべき内容の一部です:
項目内容提供するサービスサービスや商品の詳細料金料金体系や支払い方法契約期間契約の有効期間役割と責任各当事者の役割と責任クレーム対応クレームやトラブル発生時の対応方法
弁護士の利用
契約書の作成に不安がある場合は、弁護士に依頼することをお勧めします。実は、契約書の作成費用はそれほど高額ではありませんし、トラブル時に迅速に対応してもらえる安心感も得られます。
2. リスクの種類
コンサルティング契約のリスク
コンサルティング契約の場合、提供する内容が目に見えないため、トラブルの元になりやすいです。例えば、お客様が期待した結果が得られなかった場合、契約書に「成果の保証内容」や「提供範囲」を明記していれば、トラブルを未然に防ぐことができます。
返金リスク
高額なコンサルティング契約や商品販売の場合、返金対応が発生することもあります。契約書に返金ポリシーを明確にしておくことで、トラブルを避けることができます。
まとめ
法的な準備とリスク管理は、ビジネスを成功させるために非常に重要です。利用規約や特定商取引法の表示、契約書の作成など、基本的な法的準備を怠らないようにしましょう。さらに、リスク管理のために契約書を作成し、お客様とのトラブルを未然に防ぐことが重要です。
これからビジネスを始める方、現在進行中の方も、ぜひこれらのポイントを押さえて安心してビジネスを進めてください。
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