Huitième jour 8日目
チョコレートだったり文房具だったりと
ゆるーく続くアドベントカレンダー。
昨日の中身はスペシャルだった。
12月8日(つまり今日!)の
バレエ観劇チケットで
演目はアルルユースバレエカンパニーによる
くるみ割り人形だ。
娘がこの漫画からすっかりバレエにハマって数年。
バレエを頑張る子供達のYouTube を観たり
エトワール(バレエ団の顔となる最高の地位)の
インタビューをポッドキャストで真剣に
聞いたりしている。
そして娘にはパリに大切な友達がいて
彼女はあの難関すぎるパリオペラ座の学校に
半年前に合格して、とってもとっても頑張っているのだ。
そんなふうに憧れてはいたが
実際に本物のバレエの舞台を
観たことはまだなかった。
だからこのサプライズをとても喜び
舞台の間は本当に興奮していた。
ガラコンサートも行われる
アルモン劇場は小さなイタリアオペラ座型だが
オーケストラボックスはない。
かの有名なチャイコフスキーの音楽が
生ではなく録音なのは残念だったが
舞台は本当に素晴らしかった。
AYBC アルルユースバレエカンパニーは
17歳から22歳までの
世界中の若いダンサーが集まる新しいバレエ団だ。
ゲストの主役には元AYBCのダンサーで今は
フィンランド国立バレエ団のリュシアノ・ギドリ氏と
ブラジル人エトワール(プリマ)の
ビアンカ・テクセイラさんが招待されていた。
クリスマスの物語くるみ割り人形は
少女クララがクリスマスの日に
くるみ割り人形をもらうところから始まる。
ところが今日のくるみ割り人形は
Casse noisette de Manon
「マノンのくるみ割り人形」といい
プロヴァンスのストーリーとなっていた。
くるみ割り人形の兵隊は
古代ローマ軍団兵士でマノンはプロヴァンスの
民族衣装を着ていた。
マノン役は日本人!
Nanoka Shimadaさんという
とても可愛らしい華のある踊り手さんだった。
背景もラベンダーやゴッホのひまわりが出てきたりと
独創的。
歌舞伎やジャズ、オペラのコンサートのように
素晴らしい技が出たり
幕が変わるたびに
観客がブラボーと声をかけアーティストに拍手をする
一体感も楽しんだ。
それにしても
身体一つの動きで人々を魅了するダンサーたちの
美しさは息を呑むほどだった。
娘の初のバレエ観劇は感動の嵐だった。