ソフの花瓶~第一章 二つの花瓶~
暮れに近い12月の一番星の耀く日だった。スミレは鷹木の家に向かってあるいている。息が白くくもる。明るいネオンが木々を彩っていた。雪が降りそうなので、赤い傘を持って来た。黒いコートに赤いマフラーをしてエメラルドグリーンのワンピース、茶色いロングブーツを履いていた。実はこの日の為に揃えた物だった。公園のベンチで待ち合わせをしていた鷹木は何分前も前に来ていたようでガチガチと震えていた。(続く)
暮れに近い12月の一番星の耀く日だった。スミレは鷹木の家に向かってあるいている。息が白くくもる。明るいネオンが木々を彩っていた。雪が降りそうなので、赤い傘を持って来た。黒いコートに赤いマフラーをしてエメラルドグリーンのワンピース、茶色いロングブーツを履いていた。実はこの日の為に揃えた物だった。公園のベンチで待ち合わせをしていた鷹木は何分前も前に来ていたようでガチガチと震えていた。(続く)