お金で買えない価値がある
買えるものは○○カードで。
こんなクレジットカード会社のCMが昔ありました。なかなかのタグライン。たくさんの人にいつまでも覚えてもらえるタグラインって本当に一握り、砂漠の砂の中に一粒のダイヤモンドを埋めて探し出すくらいむずかしい。
さて、保護犬猫カフェのボランティアに通い始めて一か月。私にとっての『参加するメリット』を書く。良い人ぶってる、とか、あんたみたいな自己中女がなんでいきなりボランティアやってんの?とか、いろいろ突っ込みどころ満載だと思うので、過去の私を知る人に向けても一応書いておきたい。
1) 勉強になる
これはもちろん最大のメリット。知識と両方、一気にどばっと吸収できる。いずれは動物関係の仕事をフルにできたら、と考えるうちに、愛玩動物飼養管理士の資格を取ることも考えたけど、動物って座学だけではわからないことが多い。「こんなこと教科書には載ってなかったぁ」みたいな頼りない感じになりたくないし、それよりも今、現場で、何が起きているのか、犬猫の生態、犬猫にとって理想の暮らしとは何か、もっと直接知りたい。
私は過去に犬を一頭飼ったことがあるだけで(しかもスムースチワワというほとんど手のかからない犬を甘やかすだけの飼い主)子供のころ動物を飼ったこともなく、ほとんど初心者と言えるレベルなので、とりあえずもっと経験が欲しい。
あと、里親と里子をつなぐ場所にいるので、飼育放棄する側の理由や、里子を迎えたい側のことも知ることができる。これも大きい。こうゆう問題を解決すれば飼育放棄する人が減るかもしれない、ということを考える材料になる。
さらには、施設の運営についても少しは知ることができる。将来似たようなことがやりたいなら絶好の学びの場。
2) 癒される
これは…遊びに来てるわけではないのであまり大きな声では言えないんだけど😅犬猫のまわりにいるだけで癒される。
こんなに犬猫が好きだったなんて自分でも知らなかったのでびっくり。年を重ねたからか。子供を産まなかったからか。何でかわかんないけどとにかく癒されるんです!!!床に転がっているフンを取るだけでもいい。そばにいさせて欲しい(もはやただのキモい人??)。
人好きのわんちゃんねこちゃんなら、ときどきしっぽを振ってこちらに寄ってきてくれる。かわいいんだぁこれが。
あと、そうじやお世話がひと段落して、お客さんも少なく忙しくなければ、少しなら遊んでもOK。こんな素敵なおまけ付き。
3) 応援したい活動をサポートできる
みなさんは心の底から世の中に変わって欲しいと思うこと。その実現に向けて活動したことってありますか?
私はこれまで一度もありませんでした。そもそも世の中に対する強い思いとかなかった。
保護犬猫やペットショップの犬猫がどこから来るのかを知るまでは。
ペットショップの生態販売。犬猫を営利目的ででモノのように大量生産・大量消費するしくみは、犬猫にとって百害あって一利なしだと思う。
私たちは犬猫にたくさんの愛情をもらう。私たちは犬猫が自立して生きていけない社会を作った。なのに、私たちは犬猫を大切にしない。
何か少しでも変えたい。何ができることはないか探すうちに、主旨や活動に賛同できる団体を見つける。ここいいな。そう思ってボランティアに参加できないか問い合わせたのがきっかけ。
物資や資金の寄付など、いろんなサポートの方法があるので、それもいずれしてみたい。
4) 共感できる人と出会える
ここなら支部長、センター長、他のボランティアスタッフたち。みんな思いやりがあって動物好きだから、尊敬できるし話しも合う。あとは里親希望の人とか。いろんな事情が直接聞ける。
実はリアルでは動物愛護系の人を一人も知らず😅SNSでそれ系の人とちょろっとつながってるくらいなので、これはうれしい。
5) 運動になる
これは…個人的な理由かも。平日はデスクワークのため、指を動かす以外ほとんど動かない。半面、ボラは半日やるだけで翌日は全身筋肉痛。
あとは、嬉しいとか悲しいとか、気持ち的な部分での動きも多い。もちろん悲しいことはゼロであって欲しい。でも現実に起きてしまっているし、それを少しでも軽くするお手伝いをすることに意味があるんじゃないかって思う。
なので、心身共によく動かす週末のボラは、なんか自然な自分に戻れる。
ボラの帰りは、ものすごく内面的な充実を感じる。
土曜の午後。ボラおわってスーパー寄って遅めのランチを買う。
とりあえずまた来てもいい、と言ってもらえるうちは、しばらく週一で行く。お金で買えない価値があるって思うから。