吉田恵理子/ワイン&フードライター

ワイン&フードライター、コピーライター。パリ在住。フランス国立ランス大学高等美食学研究…

吉田恵理子/ワイン&フードライター

ワイン&フードライター、コピーライター。パリ在住。フランス国立ランス大学高等美食学研究院卒、WSETアドヴァンスト、ロンドンSSA認定酒ソムリエ。主な執筆媒体は「ワイナート」(美術出版社)、パリの新聞「Ovni」。著書『ワインを飲めばすべてうまくいく』(ICE新書)など。

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最近の記事

OVNI1月号「日本人シェフ」 Erh内海龍一さん

パリ2区ERHシェフ内海龍一さんにお話伺いました。

    • Ovni 2024年2月号掲載<日本人シェフ>Ken Yamamoto 山本健一さん

      今年1月にパリ16区にオープンしたKen Yamamotoさんにお邪魔しました。

      • サン・セバスチャンと鰻の稚魚

        三が日明けてすぐ、🇪🇸サン・セバスチャンに行ってきました。 今回の目的は、この時期だけ市場に出回るという西洋鰻の稚魚Angula。 うちは夫もわたしも珍しいものを求めるタイプではないのですが、 料理人の夫が「一生に一度食べておきたい」と言っていたので、できるならば実現したいと思って。 事前にネットで調べても、どの店で食べられるかぜんぜんわからない。 新聞によると西洋鰻の稚魚も絶滅危惧種とのこと。 そんなの食べたいと思ってゴメン。 ホテルのレセプションに聞いても、「今は時期じゃ

        • 【掲載記事】ポルトの最新スポットWOWは、ワイン好きのための遊園地!

          最近の掲載記事です。どうぞ、よろしくお願いします。

        OVNI1月号「日本人シェフ」 Erh内海龍一さん

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        • 執筆記事一覧
          3本
        • きょうのおいしい
          7本
        • ワインの話
          26本
        • 55日間外出禁止中、シェフの夫は何を作っていたか。
          12本
        • きょうのパリ散歩
          18本
        • パリ1日1話
          18本

        記事

          からすみとレモンとバターのスパゲッティ

          Spaghetti bottarga, limone e burro by Shinya Usami 夫の作った、からすみとレモンとバターのスパゲッティ イタリアでは、海のものと山のものを一緒に食べないという。 例えば、シーフードのパスタにチーズをかけるなんていうのは御法度も甚だしい、らしい。 先日の出張中、アメリカンなスタイルのシーフードクリームパスタが出て、 自分としてはちょっと旨味が足りないなと思い、上からパルメザン的なチーズをかけた。 その瞬間、前に座ってたイタリア

          からすみとレモンとバターのスパゲッティ

          BACHIRのアイスクリーム

          食べ物は見た目より味!のわたしですが、 ここのアイスは、見た目がほんとすごい。 レバノンアイスの店「バシール」。 https://bachir.fr/fr レバノンで1936年から続く老舗らしい。 パリには、ポンピドゥセンターそばとモンマルトルにある。 レバノンアイスってなに?って調べても、よくわからない。 ウェブサイトには、「オーガニック素材を使用、なめらかで、自然な味わい」とか、それレバノン関係なくないか? ミルク味がシグネチャーで、チョコやナッツ、フルーツ、バラの花

          夫のドラゴンロール

          寿司が好き。 日本食ブームといわれるパリ、フランスでも、 普通に売ってる寿司は「なんちゃって」で、 ぜんぜんおいしくない。 あれは、冷たくて酸っぱいおにぎりに、生魚のったやつ。 ああ、でも、寿司が食べたい。 そんなとき、休みの日の夫シンヤ君にねだってみると、 夜には素晴らしい寿司が出てくる我が家のシステム。 注)夫は洋食の料理人です。 日本みたいに生食用魚がすぐに手に入るわけではなく、 しかも今は夏のバカンス中なので、魚の種類も少ない。 高級めの魚屋をまわっても、マグ

          ローマ ロッショーリ バターとアンチョビのパスタ

          先日行ってた出張の最終日、ほんの少しローマに寄れたので、パスタを食べに。 ほんの、ってほんとに数時間だったんだけども。 ロッショーリは観光客でいつも賑わうお店だけど、地元のひとにも人気で、遅めのランチ時間は地元民が多い。 そういう店は、信頼できる、気がする。 まあ、もともと、夫の友達のローマっ子料理人のおすすめなので信頼してたけど。 地元情報はありがたい。 ここは世界いち?ローマいち?のカルボナーラで有名。 前回来たときに、そのパンチに感服。 そのときカチオ・エ・ペペも食

          ローマ ロッショーリ バターとアンチョビのパスタ

          美しいアボカド(夫作)

          ひと昔前にインスタとかでアボカドを花びらみたいに並べるサラダが流行ってて、 うーん映えね、わかるわかる、って思ってたんだけど。 実際には薄く切って並べると、エッジを細かく感じるせいか、 食感のなめらかさもわかりやすくなり、メリハリが出る。 アボカドに限らず、刺身だって、かまぼこだって、こんにゃくだってそう。 「切る」は調理の第一段階であり、なおかつ非常に重要なステップであることを思い出させてくれる。 自分ではめんどくさいから、ザクザクサイコロ切りにしちゃったりするんだけども。

          夫のパエリア

          Bonnes vacances à toutes et à tous! 皆さま、大変お久しぶりです。 暑中お見舞い申し上げます。 パリも暑い日が続いています💦 我が家はどこにも行かず、通常営業。 きのうは、夫のシンヤ君がパエリア作ってくれました。 ジュ・ド・ヴォライユに麻辣スープ、 海老、小タコ、鶏肉、 自家製セミドライトマトオイル漬け。 やっぱり出汁がね、美味い出汁がしみた米に勝てるものない。 麻辣スープはかなり邪道だけども、美味いものは美味い。 いろいろごちゃまぜが、最強

          出版記念オンラインイベントを行います!

          告知ばかりで失礼します! 6月25日(金)の20時(日本時間)から、Zoomにて書籍発売記念のオンライン・トークを行うことになりました。 観てるだけで、もちろんオッケーです。 本をご購入されてなくても、大丈夫です! ご登録は下記リンクから。 6月最後の金曜日、いっしょにワイン飲みましょう! http://quickbooks.impress.jp/?p=6494&fbclid=IwAR21xxRaQMKglpEl4kjM7D5_dtsO4NqepgBwfwtE_UWvc

          出版記念オンラインイベントを行います!

          Amazonランキング ワインカテゴリー1位になりました!

          続く告知で失礼します! 昨日告知させていただいた拙著の紙版書籍が、Amazonランキング ワインカテゴリーで1位になりました。 ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございます! この奇跡、続け! 短くてすみません!うれしくてつい!😊 引き続き、どうぞよろしくお願いします!

          Amazonランキング ワインカテゴリー1位になりました!

          拙著、紙版書籍が出ました!

          更新が滞っているのに、また告知ですみません! 4月28日に電子書籍にて発売されました新刊ですが、本日5月20日よりAmazonにて紙版書籍として発売が開始されました! 電子書籍版は990円なのに、だいぶんお値段上がってしまって申し訳ないのですが、オンデマンド方式(注文が入った分だけ印刷する)なので、注文してくださった「あなただけ」のために印刷されたものが届きます!それはすごい!すごい世の中になったものです。 わたしは、書籍は紙で手元に持ちたい派です。電子書籍はすぐに買え

          拙著、紙版書籍が出ました!

          新刊『ワインを飲めばすべてうまくいく』が出ました!

          本日4月28日に、わたし吉田恵理子の新刊『ワインを飲めばすべてうまくいく 仕事から恋愛まで起こる10のいいこと』がインプレスICE新書より発売になりました! Amazon Kindleはじめ、電子書籍メインですが、来月には紙版書籍もネット通販で購入できるようになるそうです。 こんな時代だからこそ、楽しく明るい時間をワインですごしてほしい!そんな思いで書き上げた一冊です。 難しい話は一切なく、ワインを飲んでみたい人、もうけっこう飲んでる人、どんな人でも楽しめる内容になって

          新刊『ワインを飲めばすべてうまくいく』が出ました!

          本を書くということ

          もうすぐ、2冊目の本が出ます。もうちょっとしたら正式にお知らせできるので、その時には書影も一緒に載せますね。 前の本から5年半、長かったな、っていうかこれまで何してたん?っていわれそう。笑 念の為、前に出した本も載せさせてくださいね。まだ買えます! パリの生活とリズムに慣れるのに2年くらいかかって、ちょっとエンジンかかり始めたころにコロナ到来。その他、家族のいろいろも重なり、波乱万丈とまではいかないけど、人生簡単にはいかないですね。 せっかくなので、今回本を書いた感想

          ワインの飲みごろ

          桜に見ごろがあるように、ワインにも飲みごろがある。 少しずつ酸化したりする関係で、タイミングごとに味が変わっていく。同じワインでも、開ける時期により味が変わる。 タイミングの「まだ早い」とか「ちょっと過ぎた」とかを避けるために、ワイン飲みたちは「最高の状態」を待ったり、「そろそろかな」とかを探したりする。 飲みごろを知るのは、経験をもとに、そのワインの諸条件を詳しく調べるとだいたいわかったりする。自分の手元に届くまでの保存状態がわからない場合もあり、一筋縄ではいかないこ