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☆自然児×sadoベリースクールStars☆


「これはおちゃにしてのめるやつ」
「これは◯◯のき」
「この ほおのきのはっぱ はおさらにできるよ」


最近、平日水曜の開校日に
登校してきてくれる男の子たち。

年齢がみんな5才ということもあり、
普段から遊んでいる仲ということもあり、
いつもすっと環境と関係に溶け込み、
下校するまでの7時間を
自分たちのものにしている。


*写真:なんだか頼もしい後ろ姿


そんな彼らから
教えてもらうことは多い。


彼らは、
自然をおもちゃに変身させたり、
自然を活かした遊びを楽しんだり、
自然ときゃっきゃきゃっきゃと戯れたりする
大天才!

そんな彼らを見ていると、
どこか無性に懐かしさを覚え、
なんだか子ども時代の記憶がふと蘇る。


昭和世代。笑


田んぼの中のおたまじゃくしに
「気持ち悪い!」と興奮し、

道端の雑草をブンブン振り回しながら、
同じ石をひたすら蹴り続けながら、
シロツメクサで首輪を作りながら、
家と学校を往復してた子ども時代。

あぁ忘れてた感覚。


*写真:子どもたちが作ったささ舟、たんぽぽの何か。

でも、彼らがわたしの子ども期と明らかに違うのは、
ただの暇つぶしや遊び(興味)だけではなく、
それが”知識”になっていること。

足元に生えている植物の名前を知ってたり、
さらにそれが食べれるものか、
お茶にして飲めるものかを分かっていたり、

ウミガメが産む卵の数、
その数に対して生き残れる赤ちゃんの数を
知っていて、
彼らなりの考えを持っていたり。

ふとしたとき、
たとえば芝生の上でお弁当を
食べてたりするときに
ポロリとそんな哲学的な言葉を
こぼすことがある。


*写真:おやつの時間


そんな瞬間に出会うと、
目の前の子どもたちの背景に
この場にはいないお父さんやお母さんの存在が
大きく感じられる。

きっと子どもが
「お母さん、これ何?」
と聞いてきたとき、

「どうして?なんで?」
と自然や物事に興味を持ったとき、

「それはね…」
「たぶんね…」
「ほんとだね」

なんて親子の対話がたくさん
生まれてるんじゃないかと思う。


ここで重要なのは、
何でも知ってる博学の大人ではなく、
ぼくの(わたしの)言葉を
一回受け止めてくれる大人
だと
わたしは思ってる。

ちなみに、
わたしは植物には全く詳しくないし、
虫の名前も覚えられない。
聞いてもすぐに忘れる。


博士のように
子どもの問いに全て答えられる人は、
それはそれで素晴らしいけれど、
みんながみんな博士になれるわけじゃない。


博士を目指すのではなく、
子どもが

何か発見したとき、
何かに気づいたとき、
何かを感じたとき、

その”タイミング”で
話を聞いてくれる、
そばにいてくれる、
受け止めてくれる大人であれたら
それでいい。


興味をもったタイミング。
知りたいと思ったタイミング。
なんでだろう?と感じたタイミング。


それが最高の
学びのタイミング。


ちなみに、
彼らが普段どんな環境で遊んでいるかというと、
まさに大自然の中!

山を切り開いた中に田んぼがあり、
畑があり、川が流れていて、
虫や生き物がいっぱいいて、
鳥がチュンチュンさえずっているような場所。


実は、彼らのお母さんたちが運営している
自主保育サークル「ははこ草」が
彼らの本拠地。

とても素敵な環境で、
子どもたちの感性を豊かにする
素晴らしい活動をされているので、
興味ある方は下のLINE@から
コメントください。

おつなぎします^^


環境 × タイミング


どんな環境に子どもたちを置いてあげるか
あとは
子どもたちが興味をもったタイミング
キャッチしてあげる。

これだけで
子どもたちの感性や創造性は
ぐんぐん広がっていく。


特に、小学校に上がる前くらいまでは
自然の中で思う存分遊ばせてあげること
とてもとても大事。

心を育てるにも、
体を育てるためにも。


*写真:入ったばかり(=暴れ出す前)


この日のフィニッシュは、
水路ジャック。

一人が靴のままぼちゃんと水路に入ると、
それを見ていた子が

「ぼくもはいる!」

と、続けてぼちゃん。


帰りに靴がびしょびしょになることなんか
「今考えることじゃねぇ」
とばかりに満面の笑みで踊りだす。

靴を履いてるのが不自由になると
裸足になって再びぼちゃん。

ズボンはめくるが
彼らの動きで服を濡らさないためには、
全裸になるしかない。

よって、
ズボンは瞬く間にびしゃびしゃに。

こんな時のために
「予備で着替えを持ってきてるんだバカ野郎」
とばかりにわざと尻餅ついて大笑い。


そうこうしているうちに、
小学校から帰ってきた女の子も
その様子をしばし眺め、

「わたしも負けてられない」

とつぶやくと、
ワンピースの裾をめくり
躊躇なく…ぼちゃん。

「キャ〜ぬるぬるする!」

と言いながらも大興奮。


先のことなんて考えてられるか。

今この瞬間をいかに楽しむか。
ただ、それだけのために生きている子どもたち。

最高!


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