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雨の日に思い出すありがとうの言葉
雨の日、好きですか。
寒い日の雨は足元も悪いしちょっと苦手です。
でも、少し前に心が暖かくなることがありました。
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こんにちは、小林恵梨子(エリー)です。
お手持ちの服でのコーディネート提案であなたの毎日を豊かにするファッションプラットフォームアプリ「ミニスタ®」を運営中です。
http://minute-style.com
ブログではファッションのことを中心に、プライベートや普段考えていることなどを書いています。
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予報はでていたけれど急に降り出した雨は少し冷たくて、
私は撥水加工のあるコートと傘を持って出かけました。
傘は夫も使えるようにと色こそ地味なグレーだけど、
骨がまあるく下にカーブし雨から身体を守ってくれる鳥かごデザイン。
ロンドンで見た時からそんな形の傘が欲しくて、探して買ったもの。
そんなに大降りではなかったけれど、私はレインブーツも履いて完全装備。
でも、大通りの横断歩道の向こう側の、自転車で3人乗りの親子連れは
何も持っていなかったんです。
前に乗っていた男の子は保育園生かな。
後ろのお姉ちゃんは2,3年生くらい?
時間からすると学童の帰りかな。
お仕事帰りのママ、朝でかける時に忙しくて
予報をチェックできていなかったのかな。
私はこれから出かけるところがあるけれど、
なにせフード付きのコートとレインブーツの組み合わせ。
最強か。
信号が青に変わりそうなタイミングでもう、ダッシュするよね。
「よかったらこの傘使って下さい!
おねえちゃん、後ろからママたちに差してあげられるかな?」
一瞬キョトンとする3人。
そうよね、急に猛ダッシュして向かって来た人から話しかけられるんだもん。
「私レインコート着てるんで!寒いでしょう、傘、させそうなら使って下さい!」
ママは2度めで私の言葉を受け止めてくれたらしく、
あと少しで家なので大丈夫です、でもありがとうございます、と。
本当に使ってくださいと更に申し出る私に笑顔でもう一度ありがとうございます、と。
じゃぁお気をつけて、とちょっと照れくさく歩き去る私の耳に届く
ママが子どもたちにかける声。
「嬉しいねぇ。ありがたいねぇ。」
なんとなく信号を渡りきって振り返ってみたら。
ちっちゃな手が2本、こちらにバイバイしてくれていました。
嬉しいな、ありがたいな、と思ったのはむしろ私のほうで
ちょっとしたことでこんなに心が暖かくなるのかと。
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私にも一人子どもがいますが、小さな時をシンガポールで過ごしたので
子供を乗せるママチャリには乗ったことがありません。
(今は絶賛ママチャリ愛用中♡
港区のオシャレエリアをママチャリでブイブイ走り回っています。)
でも同じ子どもを育てる身として、
雨の日や寒い日は本当に大変そうだなぁといつも心をとめています。
お仕事をなんとか終わらせてお迎えタイムまでにダッシュするママ。
朝きっと戦場のようなバトルでなんとか自転車に乗せて保育園に向かうママ。
そんなママたちに今の私たちに少しでもできることがあるとしたら。
それは朝の時間のプレゼント。
「あいにくの雨だけど今日はプレゼンがあるからこのパンツスーツに
このトップスでいきましょう。
足元はこのショートブーツで。
バッグもこれは雨の日もOKな素材でしたよね?
ネックレスはこれがいいと思います。」※
そんなコーディネート提案をスマホにお届けして、
今日の装いに悩む時間を別のことに使ってもらうこと。
自分へのコーヒーを淹れる時間。
家族のお弁当をもう一品。
ニュースチェックの時間。
時間をセーブするだけでなく、適当に合わせた服ではなくて
ちゃんと考えられたコーディネートだから、
一日をご機嫌に自信をもって過ごしてもらうこと。
雨の日になると思い出す、ありがとうの言葉。
私は心を暖かくしてもらったお礼に、
働くママたちにこのサービスを届けたい。
※ミニスタ®のお手持ちの服でのコーディネート提案サービスは
音声ではなく画像とメッセージがスマホに届きます。