子育て: 一緒に育つ親子の価値観

子どもに価値観を押しつけない努力、と母親としての私の価値観で子どもの興味を奪わない話をさせていただきました。

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こんにちは、小林恵梨子です。
お手持ちの服でのコーディネート提案であなたの毎日を豊かにするファッションプラットフォームアプリ「ミニスタ®」の立ち上げ奮闘中です。

noteではファッションのことを中心に、プライベートや普段考えていることなどを書いています。
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展示会("宝石-地球がうみだすキセキ")の会場は、一度に入れる人数は制限されていましたがそれでもかなりの人だかり。
レイアウトのせいかもしれませんが、列になって並ばないと展示ケースの説明を読めない。
会場の係の方はしきりに「列になる必要はないよー後ろからも覗いたり、空いてるケースから順番に関係なくみてねー」というアナウンスをされていましたが、2列目からはほぼ無理な状態。
なので仕方なく列に並び、ショーケースの前に行けるまでを待つ会場。
音声ガイダンスも別途あるので、それらのショーケースでの人々の滞在時間は長くなる。。。
(ちなみに中盤からはレイアウトにも余裕がでて、空いているショーケースをあちらこちらに移動しながら見ることができましたよ。どうしても順番に追いたい人は並ぶしかありませんが。。。)

おそらく順番をめぐってかな、軽い口喧嘩も聞こえたり、係の方にクレームされている方も。

そんな序盤だけちょっとエレガントではない場で。
ケースではなく、大きめのスクリーン越しに雛壇上に追いてある石に様々なライトを当てて繰り返しその光る様子を見られる展示コーナーがありました。
娘と一緒に見ていたのですが、そこに10歳くらいの男の子が周りに聞こえる独り言を言いながらやってきました。
後ろのほうから全然見えないーと人をかき分けスクリーンの真ん前に立ち、そこでもまだ見えないと文句を言う。

なぜだ?笑
今キミはスクリーンの10センチ前にいるじゃないか、手もつけながら、さ。。。
後ろからお父さんがなだめていたけれど、そこにいる間ずっと不満を声にだしていました。

おそらく。
スクリーンの「中央」に立っていた同じくらいの男の子のことが気に食わなかったのでしょう。
隣じゃ嫌で、自分がそこに立ちたかったのかと。

大人でさえちょっぴり感情のコントロールが難しかった展示場で、彼の身長ではずっと並ぶしかショーケースの中は見えなかっただろうし、ライトを当てた石をもっとよく見たかったのもあるんでしょう。

すると娘が言うんですね。
なんなのあの子、みんなの気分を害して。押し分けてスクリーンの前に来たのに。それに親も注意しないってどういうこと?と。

いや、ごめん。
正直ママもまずそう思ったわ。
2つ前の段落は「大人な」私が「ブログ」で発したコメントです。

さらにその子はその後の展示会場内で走り回ったりもしていて、足をリアルに踏まれたと娘はプンスカ。

夜になってまた思い出したようで、ほんとにあの子はさーと話しだしました。
そこで私たちが話したこと。

まず正直に、ママも嫌だなという感情を抱いたという事実。
その子の親に対して適切なアクションを期待したことも話しました。
その後、会場の様子を思い出してもらって、あの子もイライラしてたかもよ?
会場で走り回っていたと聞いて、もしかして言動や行動をコントロールするのがあまり得意じゃない子なのかもよ?
だから彼の親ができることも限られていたのかも?

と、物事は自分が感じたり切り取った一部で成り立たないこともあることを話しました。

そしてあなたには自分の物事や人への判断軸があっていいけれど、それは押しつけられるものではなく、第三者にも言うべきじゃない。
それは裏で文句をいう、ってことになってしまうから。
でもあなたの価値観で違うと思うならば、本人とは対峙していいの。
それで相手は変わるかもしれないし、変わらないかもしれないけど、何か他のアイデアみたいなもの(折衷案)が出てくることもあるから。

ママにも普通に人間の感情があって「普通こんなことしないよねー」とか、いつもいいトコ取りをする人を見るにつけ穏やかじゃないよ、とか。
Givingな自分でいたいし他にもらってるから充分なはずなのに、何かをしたらついつい見返りを期待している自分がいるよーとか。

でもママはね、そこも自分なんだって認めて心の中にその時だけ一瞬とどめておくと、あとはきれいさっぱり忘れちゃうんだ。
だって、それはあくまでママの価値観で物事をみているからそうなるわけで、そもそも相手は悪気があってやっているわけでもなく、相手なりの価値観に沿って行動しているだけだから。
そしたら何も言う必要すらないと、大人になった今は分かる。

子どもの頃、近所のおばちゃんが噂話にのせて他人の事をジャッジしている話を聞くのがいやだった。
だって私にとっての他の人達は優しい大人で、子どもなりにそのおばちゃんの色眼鏡で大人たちを見るのがいやだった。
そのおばちゃんも悪気があったのではなかったのだろうけど、大人の声は子どもには正解にしか思えないこともある。
だから母親として、私のネガティブな価値観を子どもに伝えたくないだけ。

そして最後に一言伝えました。

「でもね。どうしても腹が立ったらね。ママだけにはあなたの価値観でプンスカネタを話してくれていいよ。そのネタを思いっきりふたりでパンチして消しちゃおう!でさ、二人の秘密にしようよ!」

さーこれから中学生になる娘よ。
思春期の波にこれから揉まれていらっしゃい!
ママもあなたにブチ切れるだろうけど、帰りたくなる家でゴハン作ってあげるわ。
話したいことがあれば聞くからね。

#子どもに教えられたこと
#思春期

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